明治初期からの都市別人口の推移
今朝の中国新聞の高村薫さんのおハナシで、「100年後を考えた都市づくり」ってのが載ってました。
「今、デカいビルとかぎょーさん作ってるけど、100年後も新品同様っちゅーわけにはいかんやろ? でも、誰も建て替えのこと考えてへんやろ?」ってなカンジ。まぁ、本題は都市のあり方とか、都市をどう考えるかというコトなんですが。たしかに、コンクリ構造物の耐久年数を考えると、近い将来、エラいことになるかもしらへんわけなんでせう。
それはそれとして…(爆)。
「東京からの金で地方の道路とか作ってやっとんのや」とかゆーヒトがいますよね(なぜに関西弁?)。ですが、東京…そして、首都圏の突出した発展は、いったいドコから出たお金のおかげでしょう? 地方ですよね。
手元にある資料によると、1878年(明治11年)の段階での人口の上位10都市は以下。
1位 東京(東京都) 68万5千人
2位 大阪(大阪府) 31万6千人
3位 京都(京都府) 25万5千人
4位 名古屋(愛知県) 12万9千人
5位 金沢(石川県) 10万8人
6位 広島(広島県) 7万7千人
7位 横浜(神奈川県) 7万2千人
8位 和歌山(和歌山県) 6万2千人
9位 富山(富山県) 5万8千人
10位 仙台(宮城県) 5万5千人
上位10都市のうち、首都圏にある都市は東京と横浜のみです。上位50位までにかろうじてランクインしているのは、あとは静岡(43位 1万9千人)くらいのものです。
県別人口でいくとどうでしょうか? こちらは1873年(明治6年)の資料となりますが、以下のようになっています。
1位 新潟県 144万人
2位 兵庫県 131万人
3位 愛知県 122万人
4位 広島県 113万人
5位 東京都 109万人
6位 千葉県 104万人
7位 福岡県 103万人
8位 大阪府 101万人
9位 静岡県 97万人
10位 岡山県・熊本県 95万人
こんな具合です。東京都の人口は広島県をさえ下回っていたんです。
鉄道や道路などの都市基盤の不均衡な整備により、どこかが集中してハッテン…もとい、発展させられたという面があるのは、なんちゅーか…"間違いない(by長井秀和)"←心の中で、もしくは音読でモノマネすること。
まぁ、だからといって、どーこーゆーつもりなワケぢゃありませんが☆
我が国の推計人口 大正9年~平成12年 総務省統計局 出版社:日本統計協会
県別/市区町村別将来人口2005~2030 出版社:インデックス(横浜)/丸善
人口問題研究 国立社会保障・人口問題研究所 出版社:厚生統計協会
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