人質となった日本人は自業自得なのか?
今井紀明さん、高遠菜穂子さんら人質となった5人は自業自得だと非難するのは誤ったことかどうかについて。
"軽率なバックパッカー"らと同列に論ずるのは誤っているとかかんとかいうハナシもあったり、紛争地域などでの個人の活動について、その意義を考えずに非難するのは誤っているとか。
広い意味でいえば、間違いなく「自業自得」にはあたるでしょうね。
阪神淡路大震災の救済ボランティアに出かけた人が粉塵を吸って健康被害を受けていれば、それは自業自得です。「そんな地域にわざわざ行くな」と非難する人も少数か多数かは分りませんが、確実にいるでしょう。被災地でも紛争地でも、プロジャーナリストの方々も自業自得。だけど、非難は少ないかな?
野口英世あたりはどうでしょう。黄熱病の原因解明のために出かけて、黄熱病にかかって死んでしまいました。これも自業自得です。
「自業自得」というコトバを非難のコトバとして使うかどうかについては議論の余地があるでしょう。しかし、"良い悪い"の意味を省いた上でなら、まさにどれもこれも「自業自得」。
危険地域に出かける日本のジャーナリストや写真家がゼロになってしまったり、ボランティア活動をして地道に日本のイメージアップに貢献する(かもしれない)人がゼロになるのも、また異常事態ッスよね。
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