飛び降り自殺によるダメージ
10年前にブームになった「完全自殺マニュアル」とか、また売れたりするんでしょうか。
窪塚さんの容態についての続報がなかなか入ってこないので、想像の助けとなる材料を「完全自殺マニュアル」から引用させていただきませう。(ちなみに、僕が持っているのは、「完全自殺マニュアル」の1997年8月12日発行の第74版です。初版は1993年7月2日発行)
以下のリストは、満たすべき要件と窪塚氏の場合です。
現場となったマンションのテラスは高さ26メートルとのことですから、高さについては要件を満たしています。しかし、その他の点では「自殺」が目的であるならば、要件を満たしているとはいえません。
次のリストは、「完全自殺マニュアル」で紹介されている未遂例も一部引用させていただきます。
"どこから落ちるのが多いのか"という統計も紹介されています。
もっとも多いのは「足」から落ちることで、約6割。その場合でも60%の人が頭に外傷、30%が脊椎を骨折、20%が肝臓と肺を損傷、25%が心臓を損傷するのだそうです。飛び降り自殺者の7割以上が、3個所以上に損傷を受けているのだそうです。結果として、7割以上の人が頭や胸に致命的な損傷を負う、と。
さっき見たテレビのニュースでは(キャスターが一瞬「くぼづけさん」と言ってました)では、"全身を強く打って重傷"とか言っていたようですが、はたしてどのような容態なのでしょうか。近所の方の、「ぜんぜん動かなかった」とか「足がダラーンとしていた」といった肉声が放送されていましたけど…うーむ。
「完全自殺マニュアル」関連本:
ぼくたちの「完全自殺マニュアル」
著者:鶴見済
出版社:太田出版
本体価格:971円
「完全自殺マニュアル」に寄せられた読者の声や、世間からのバッシングに著者が答えた本
小説自殺マニュアル
著者:赤城修史 / 佐藤広行
出版社:太田出版
本体価格:1,280円
「完全自殺マニュアル」が小説化されてたり
自殺のコスト
著者:雨宮処凛
出版社:太田出版
本体価格:1,200円
自殺によって発生する費用の解説本。年金、損害賠償、借金についてなど
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