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2004.08.01

架空請求ハガキの注意点まとめ

 いくつかホームページを見たりしていると、"こーゆー記述があれば、間違いなく詐欺ハガキ"というあたりの記述が気になりはじめました。当たり前のコトも多いでしょうが、法務省のページの情報を一応まとめておきます。なんか、法務省のページが、すごくうさん臭い色使いだし、レイアウトも見づらいカンジなので(爆)。

法務大臣の許可した債権回収会社は、以下のようなことは行わない

  • 出会い系サイト、アダルトサイト、ツーショットダイヤルの料金の請求
  • 「有料番組未納料金」「電子消費者契約通信未納利用料」などと称するモノの請求
  • 目隠しシールのないハガキや、電子メール・携帯電話等を用いた請求や督促
  • 連絡先として複数の電話番号を列挙
  • 担当者の連絡先として携帯電話を指定
  • 個人名義の口座を振込先に指定
  • ■存在しない機関・制度

  • 「法務省認可特殊法人」「法務省認定特別法人」「法務省認定債権回収業者加盟店」などといった機関は存在しない
  • 「(電子消費者契約民法特例法上の)法務省認定通達書」「法務省認可通告書」などの制度は存在しない
  •  法務省がまとめた債権回収会社を詐称している等との情報の提供があった業者名の例 一覧も参考になるでせう(ただ、日々新しい"業者"が登場しているんでしょうけど)。あと、法務大臣の許可した債権回収会社の名前を語っている場合もあるでしょうから、その点についても注意は必要でしょう。

     ハガキが届いた人の中には、「どこから住所などの個人情報が流れたんだろう?」というカンジの"強い不安"を持つ方もいらっしゃるみたいですね。ですが、住所や個人名程度の情報は、流れまくってて当然!というぐらいの気持ちでいたほうがヨイのでわないかと思います。

    「ハガキが届いたということは、何だかよく分からないけど怖い組織が私を追いつめようとしているのかも???」

     たぶん、そんなことは無いと思います。「安心してください」とは言いませんが、同じハガキが数百枚・数千枚単位であっちこっちにバラまかれているワケですし、ピンポイントでの爆撃を心配しなくてもいいことは想像がつくと思います。

    電子消費者未納利用料請求最終通達書が我が家にも: 実践ビジネス発想法
     こちらのブログに多くの方からのコメントが付いていますが、その中のヒトツ、警察に連絡した方の記述が気になりました。

    > 金銭的な問題は、警察の管轄ではない。民事になるから関与出来ない

     警察のピントのボケぶりが痛いです(まぁ、分かっててトボケてるんでしょうけど)。架空請求詐欺のハガキやメールなどについての相談の、ドコをどうとれば「金銭的な問題」になるというのでしょうか。

    "ある程度"の苦情が集計されないと捜査できないそうですが、人口9万人ちょいの広島県尾道市でさえ、1日2~3件の通報があるみたいなんですよ。警察には何万件、何十万件単位で情報が蓄積されているハズですよね?(それとも集計してないのれすか?)
     犯人を特定するのが難しかろうがなんだろうが、捜査してもらわなきゃ困ります。てゆうか困ってる人がたくさんいるワケやないですか。よろしゅう頼ンます。

     …とか言いつつ、併せて警察不祥事本のご紹介をしてみたり(爆)。

    警察幹部を逮捕せよ!―泥沼の裏金作り
    大谷 昭宏 (著), 宮崎 学 (著), 北海道新聞取材班

    警察官の犯罪白書
    宮崎 学 (著)

    警察署の内幕
    杉浦 生 (著)

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    Comments

    下記の業者から架空債権の請求を受けたのでお知らせします。
    勿論、当方はこれを無視していますが、他に同様の請求がバラ撒かれていると思われるので、一般に注意喚起を呼びかけてほしい。

    業者名:財団法人  債権管理事務局
    住所: 〒105-0013 東京都港区浜松町1-24-3F
    連絡先:【お支払担当】0801(260)1472
        【お問合せ担当】0801(260)1473
    受付時間 9:00~19:00 定休日 日曜日
    情報入手日:平成16年9月8日

     なお、支払い督促状の文面には「万が一、到着後一週間以内にご連絡の上、お支払いに応じていただけないお客様に関しては、個人情報の流出、訴訟、財産差押え、その他法的手続きに入ります。」
    とありますが、自らの違法行為の予告までするという無知振りを曝け出しています。
    以上

    Posted by: 河田富司 | 2004.09.10 04:34 PM

    河田富司様、コメントありがとうございます。
    せめて、"個人情報の流出"くらいは勘弁してもらいたいものですよねぇ(^^;)。

    東京都消費生活総合センターに寄せられたネットトラブル事例

    上記のページに、河田様のところに来たのと同じ犯人のハガキがさらされてますね→コレ

    色々なハガキを見てると、大同小異というカンジ。多少のバリエーションは生まれてるようですが、さすがにこれだけの数が出回ってくると、架空請求ハガキの市場も衰退に向かって……くれると嬉しいですね(^^;)。

    Posted by: KEI | 2004.09.12 08:03 PM

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