すべては知ることから始まるのだから
小学校の4~6年生の4割が、「天動派(ビミョウに表現おかしい^^;)」って…。
「理科の授業で、地球が丸いことや自転、公転していることさえ扱わないのが原因」とかゆーことだそうですが、僕ん時はどうだったかなぁ。小学校の時だったような気もしますが、覚えてないなぁ(^^;)。あ、たしか小学校の時に、早起きして日の出の方向を調べた覚えがあるから、小学校の時に習ってそうな気がすりゅ。
それはともかく、たしかにショッキングな調査結果ではあります。小学生に理解できよーができまいが、"ゆとり"が無くなろうが無くなるまいが教えるべき内容です。
小学校や中学校、高校あたりの授業の内容…というか指針として問題があるのは、授業で教える内容について「理解させる必要がある」っつー点だと思います。
こー言うと御幣がありそうですが、上で書いたように、「理解できよーができまいが、"ゆとり"が無くなろうが無くなるまいが」、そんなこととは関係なく、"詰め込む"べき項目ってのはあるハズなんですよ。
どうしても、授業で教えたことに関してはテストとかしなくちゃなんなくなっちゃうので、先生方も勘違いしていっちゃうんでしょうけど、理解できようとできまいと、とりあえず教えないことにはスタート地点にも立たせてあげられないっつーワケで。
九九とかだとけっこー必要性が分かりやすかったりしますけど(インドの九九は凄いですが、インドの人たち全てがそれを暗誦出来るわけでもないやうな(もしかしたら出来るのかもしれませんが^^;))、ある意味「詰め込み教育」。
「詰め込み教育」というとイメージが悪いですが、本を読むということも、ある意味で「詰め込み教育」の一号生筆頭(!?)。筆者の伝えたいことが伝わってこなくても、読めない漢字があっても、分からない表現があっても…とにかく読むことが血となり肉となるみたいな。昔、ウチにホームステイに来たガイジンさんは、「こんなに漢字がいっぱいある新聞を、日本のほとんどの人が読めるのが信じられない」と言っていました。とりあえず、読めることはぱぅわー!です。
天体の運行みたいな理科関連のことも、とにかく詰め込めるだけ詰め込んでもらいたいものです。
今回のニュースみたいなニュースは(表現おかしい^^;)、けっこーよく耳に入ってくるような気がします。僕自身も含めて、根本的な知識や事物のとらえ方を間違っているような現象が多々あるような気がします。
特に女性に話すと一瞬キョトンとされがちなハナシの一例↓
主婦のAさんはいつもは近所のスーパーに車で行っています。しかし、今日は1km先の隣町のスーパーでティッシュの特売がありました。なんと、近所のスーパーより10円安いのです。他の品物の値段はどちらのスーパーも一緒。Aさんはティッシュを買いに隣町のスーパーまで行きました。今日は得しちゃった。満足顔のAさん。
…って、全然得してませんから! 残念!!!
安めに計算しても、車を1km走らせるには10円かかりますので、その方向で再検討してみてください(まとめ買いした…というオチもアリですけど^^;)。
プリウスを使ってるというケースも、また別のおはなしというコトで4649(^^;)。
あ。その昔流行った「買ってはいけない」みたいな本も、同様の流れで論じてもいいかも? 無添加だとか、マイナスイオンだとか、みのもんただとか(爆)を無条件で信奉しちゃうヒト多杉な気が…。
ハナシに脈絡が無くなってきたついでに、昔スーパーに勤めてた時のハナシも…。
同部署の後輩にスーパーのチーフとしての仕事をアレコレと教えてました。でも、その後輩は、色々なことをいっぺんに教えられて戸惑っていたみたいです。
僕的には、ヒトツのことを教えられて必ずソレを出来るようになれ!と言われるよりは、10個のことを教えられて、出来るようにならなくてもいいから、とりあえず知っておいてくれ…と言われるほうがラクだなぁとか思ってたワケで。
ムリヤリ話を戻しますが、とりあえず知っておくことは損にはならないことが多いハズでふ。
「おもひでぽろぽろ」で主人公が分数の割り算のことでウダウダ言ってる場面がありましたが、とりあえずそーゆーモンだとして覚えたほうがラクだし損もしません。分数の計算を繰り返しているうちにそのカラクリもみえてきます。理解しなければ受け入れないゾ!という姿勢も悪くはありませんが、時と場合によります。
少年えぢそんが泥だんごをくっつけて「1+1=1だ!」と主張するのとはワケが違います。
もちろん、「日本は神の国です」とかゆー内容を教えられることもあるでしょうから、すべてを無条件に無批判に受け入れるべきとは言いません。あくまで授業内容は多彩であるべきであると思うのです。(そういえば、アメリカでは「進化論」と「神による人間創造」を同じ比率で教えるべきだとかゆー議論があるっつーのは、都市伝説でしょうか^^;?)
そして、円周率は、少なくとも3.14として教えるべきである、と(というより、その3.14という数字がどうやって出てきたかってのを教えれ)。目安としての暗算などでは3でもいいですけど(この場合でも、円周率が3ではないことを知っておかないと無意味でしょ)。
というわけで、詰め込み教育マンセー(爆)!
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ツイッターは良くも悪くも、たんなる「さえずり」である(2011.03.12)
- マニフェストは金科玉条…?(2010.06.09)
- 沖縄県民大会の意義ってなんなんだろう…(2010.04.29)
- コンテンツと作者は不可分な面もあるのでわ?(2010.02.12)
- Apple iPad 〜 なにか違う方向も見えてくるような…(2010.01.28)
The comments to this entry are closed.
Comments
トラバ打たせていただきました。
別の調査では、「太陽の沈む方角」(東西南北から選択)の正答率が65%だったそうです。
「日の出の方角は『右』」と答えた某元世界チャンピオンを笑ってる場合ではありません。このままでは誰でも伝説の主人公になりえます。(笑)
Posted by: YAHATA | 2004.09.21 08:17 PM
トラバありがとうござます。
今回のは半分寝ながら書いた記事だったので、いつも以上に意味不明の文章になってます(爆)。
そういえば、ちょっとウロ覚えなのですが、たしかYAHATAさんトコは以前、文部省の教育要綱見直し反対のバナーを張られてましたっけ。
「観察や実験ができないから教えない」という基準はおかしいですよね。それに、地動説を立証するのは、地上からの観測でも可能なハズなんですけど(^^;)。
ちなみに、小学生の時、僕は「天才バカボン」の歌で太陽の昇る方向を覚えました。「西から昇ったお日様が~…」というヤツです。実際は逆なので難アリですが、ぜひ全国の小学生に歌わせてみたいものです。
Posted by: KEI | 2004.09.22 01:07 PM
詰め込み教育の反動のゆとり教育っておかしな感じがします。
詰め込まれた基礎的な知識の上にゆとりっていうものが生まれて、疑問がわいたら自ら調べて勉強しようというのが考える力、生きる力という”総合学習”につながるというもの。
基礎知識なくて、ゆとりもなにもない。何も知らないのに、総合的に学びましょうっていうのも無理って言うもと、ずっと今の教育に疑問を持っていました。
取り上げられた、調査をみて私も、本当に大丈夫か?と思いました。
Posted by: 幸雲 | 2004.09.23 09:55 PM
幸雲様、コメントありがとうございます。
何年か前、中学校2~3年で数学が出来ない子にアンケートを取ると、その多くが、小学校低学年の時に算数でつまづいてしまったのが原因だったとかゆーニュースがあったと思います(すごくウロ覚えですが^^;)。
全員にヂックリ理解させるべきモノと、理解できなくても一通り教えておくべきモノ。
メリハリが必要だと強く感じます。
Posted by: KEI | 2004.09.24 09:40 PM