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2004.09.28

激闘!尿管結石!

■某月某日

 今日は、久々の休みなので寝る。朝8時に目が覚めたが、再度寝る。二度寝は、人生における最大の娯楽の一つである。次に意識が戻ったとき、枕元の時計を見る。昼の12時になろうかとしている。起きようかどうか迷っていると、ふと、腹痛が起きていることに気づく。それでもむにゃむにゃダラダラと30分ばかり布団の中で過ごす。三度寝は、人生におけ……というのは、もういい(爆)。
 ベッドから立ちあがり、トイレへ行く。しかし、腹痛はおさまらない。気のせいか、だんだんとひどくなっていく。ベッドへ戻り、原因を考える。食中毒か何か……うーむ、夜中の12時にUFOを食べたのが悪かったのだろうか……いや、ここんところストレスがたまりにたまっているので、胃に潰瘍が出来たに違いない……痛みも強くなってきている。これは、ただごとではない。やはり潰瘍か?

 というところで、思考は過去の回想へ入る。そう、過去にも、これと似た痛みを味わったことがある。まだ大学生だった時分、実家に戻っていたある夜のこと。夜中に目を覚ますと、腹痛。そう、今回と同じだ。痛みもかなりのもの。実家の救急セットの中から見つけた、漢方系の腹痛の薬を飲んだり、暖かいシャワーを浴びてみたり(そうすれば楽になる気がしたのだ^^;)、気をまぎらわそうとテレビをつけてみたりしたが、痛みはおさまらない。
 その時は、3時間ほどもがいた末、なんとか再び眠りにつき、次に目覚めたときには痛みはおさまっていたのだが…。

 今回の痛みは、その時の比ではない。うむう、腸が破れて腹膜炎でも起こしてるんぢゃないだろうか、いやさ胃痙攣とかいふものかもしれない……などと、さまざまに思いを巡らせる。
 もちろん、このページを見ている方ならお気づきの通り、タイトルですでに原因は判明している(^^;)。しかし、このとき、本人は知らなかったのである。

 1時間も経過すると、痛みは耐えがたいものとなっていた。ベッドの上で、さまざまな姿勢をとり、楽なポジションを探してみる。畑正憲氏が若い時に暴食した際、腹痛に耐えるためにタンスのカドにアゴを乗せた姿勢をとったそうな。そうか、タ、タンスを探さねば……。と、まあ、そんな具合に思考力も落ちていく(爆)。大人しく寝てるよりも、前かがみの怪しい姿勢で歩きまわるほうが楽かもしれない、そんなカンジでワンルームマンションの狭い部屋の中をウロウロしたりもする。どうにもやばい状態である。痛みが収まる気配も無い。あまりの痛みに耐えかねてか、嘔吐もあり。

 思案の末、病院に行くことを決心する。となると、次はその方法だ。大きい通りに出れば、すぐにタクシーがくるに違いない。今日は日曜だが、多少なりとも大きい病院ならば、開いているに違いない。希望を託して家を出る。髪はボサボサ、服はヨレヨレだが、そんなことに構うだけの余裕は無かった。しかし、通りに出ても余裕の無い状態が続く。タクシーを待とうにも、立っていることさえつらい。自然と前かがみになり、膝に手をついたり、ややもするとアスファルトの上にへたり込みそうになる。太陽がまぶしい……(^^;)。すれ違う通行人に怪しまれないよう、気力を振り絞り、なんとか身体を支える。が、タクシーはこない。反対車線にも目を光らせ、無理やりにでもタクシーを止めようと思っていたのだが、肝心のタクシーが来ないことにはハナシにならぬ。
 途中、電信柱に寄りかかったり、付近の弁当屋にでも転がり込んで救急車を呼んでもらおうと考えはじめるほど、ヤバい状態になりつつも、いったん家に戻る。

 マンションに戻り、再びうめく。3階の自分の部屋まで、よじ登るようにして戻る。衰弱しつつも、何とか気力を保つ。うう、苦しいが、救急車を呼ぶほどではあるまい。救急車には、ホントに救急のヒトのために働いてもらわねば……てゆうか、大げさ過ぎて恥ずかしいわん(爆)。と、いう具合に、この後に及んで余計な気を使いつつ、電話帳のページをめくる。…あった、この地元のタクシー会社だ。このへんでも車両をみかけるし、きっとすぐに来てくれるさっ。
 電話で場所を告げると、「すぐに参ります」の頼もしいお返事。再びマンションの外に出て、タクシーを待つ。立っているのがつらいので、道のハジに座り込む。ものの5分程度だったのだろうが、長く苦しい時間であった。タクシーが到着し、乗り込む。こちらは「とにかく病院へ!」と、意味不明に近い要求をしたが、親切に応対してくれた。ありがたいことである。すぐ近所の病院に、あっけなく到着。650円だ。わざわざ呼びつけておいて、650円。なんだか悪い気がする。恨まれやしないだろうか、と心配したりもする。このような状況下においても、小心者ぶりは残っていた。

 それほど大きくは無いが、それなりの規模を持つ総合病院。運良く当番医になっていてくれた。ぬかりなく持参した保険証を出すと、診察室の前で待つようにとのご指示。待つこと5分、看護婦さんが来て、症状などを聞き、体温を測ることに。35.4度。「測り方がおかしいからもう一度」だそうな。しかし、結果はほとんど変わらず。大丈夫なんだろうかと不安は増大した。診察室に入る前に、尿検査もしてもらう。その後、診察室のベッドに寝かされる。なんだかホッと一安心(笑)。しかし、痛みはおさまらない。やがて医者のセンセが現れる。お腹を触り、どこが痛いかを聞く。シンプルだが確実な方法なのだろう。「おそらく尿管結石やわ」という結論。ああ、けっせきね、けっせき。体内に石が出来、それが動くと痛い、てな具合。さきほどの尿検査の結果でも、鮮血反応が出ていた。鮮血反応…つまり、尿内に血がまじっているのだ。これで、完璧。
「痛いじゃろう」と言われ、「ホンマですね~」と笑顔を返してみたりする。
 とりあえずの処置として、座薬を入れ、痛み止めと点滴を打ってもらう。記憶にある限り、点滴は初めてだ。しかし、そんな感慨にふけることは出来ない。痛みは、まだ続いているのだ。診察室のベッドに一人残され、痛みにもがきながらも、やがて眠りに落ちていく。
 目が覚めると、点滴はすでに終わっていて、点滴の管の中に血が逆流し始めていた(笑)。医者を呼び、その日はおしまい。薬局にて薬をもらって帰宅。ちなみに、座薬以外に処方してもらった薬は、「消化管の過剰な運動を抑え、腹痛を改善する」薬を2種類と、「熱を下げ、痛み・炎症を抑える」薬、それと「細菌による感染症を治療する」薬の全4種類である。尿管結石とは、つまり腎臓から膀胱へつながる尿管に石が出来、それが動いて痛みを発する。石が動いたときに、傷が出来、そこから感染症を引き起こす可能性があるワケである。薬がいっぱいあると、なんか嬉しい(爆)。

 痛みは、座薬のおかげか、すっかり収まっていた。しかし、もがき苦しんだだけあって、体力を消耗している。それなりに栄養のあるものを食べなくては。
 というわけで色々と食べたかったが、やがて痛みが再発。座薬の効き目は約4時間ほどだそうだ。再び座薬を使用。30分ほどで痛みはおさまった。しかし、グッタリと疲れていたし、注射や点滴も打ったことだし、入浴せずに就寝。

■某月某日の次の日

 今日は元気に出社だっ。ってゆうか、だいぶ体力を失ってるんスけど(^^;)。
 ま、とにかく朝7時に出社。上司に結石が出来たことを伝える。上司も経験済みだそうで、「痛いじゃろうが」とのおコトバを頂く。きのうのように、「ホンマですね~」と、乾いた笑顔を出す。とりあえず、なにごとにもルーズな会社で、このときばかりは助かった。10時には会社を出て、きのうの病院へ向う。

 今日は、X線を使って、石がどうなったかを調べるのだそうな。尿管結石の場合、水分をしっかりとっておけば、排尿時に石が自然に出てくることも多いそうな。ヒトに聞いた話では、出ない場合は飲み薬で溶かしたり、もっと手ごわいやつには超音波を当てて破壊するそうな。
 ま、それはともかく、X線を通さない物質…いわゆる造影剤を体内に入れ、それの排出の過程を撮影することで、石の流れをつかむワケだ。ただ、ここで軽い肩透かしを食う。おマヌケにも、きっとばりうむとかなんとかゆうのを苦しい思いをして飲まされるんだ、と思っていたのだ(^^;)。それは間違いで、今回は血管に特殊な液を点滴で注入することになっていた。この液は、非常に早い速度で身体に吸収され、尿として排出される。…おう、そんなのがあるわけネ(^^;)。
 撮影の結果、石は見つからない。つまり、もう排出されたんでしょう、とのこと。もしくは膀胱まで行ったんだろう、と。膀胱までいってしまえば、もう、そんなに苦しむことはないそうで。前日と同じく尿検査もしたけれど、鮮血反応はなっしん。

 センセにハナシを聞いてみると、結石には、主に二つの種類があるそうな。一つは脂肪を、もう一つはカルシウムを主成分とするものである。ただ、脂っこい現代食が悪い、とかいうよりも、体質のほうが主原因になりうるそうで。同じ食事をしていても、痩せるヒトと太るヒトがいるようなもんだ、とか。
 石を作らない対処法としては、まあ、とにかく水分摂取を心がけることが大切だそうである。尿管結石の症状が出る(石が動いて痛みが起こる)のは、明け方や夜中など、体内の水分が不足したときほど頻度が高いそうだ。水は命の源なのだな、と感心する次第である(^^;)。



今回ゲットしたお薬一覧

  • ミタプロゲン錠80:消化管の過剰な運動を抑え、腹痛などの症状を改善する

  • ランツジールコーワ錠:熱を下げ、痛み・炎症を抑える

  • チアトン消化管の過剰な運動を抑え、腹痛などの症状を改善する

  • メガロシン錠:抗菌剤で、細菌による感染症を治療する

  • ボルタレンサポ:熱・痛み・炎症を抑える坐剤




「尿管結石」を検索させて頂きました(^^;)

龍のエリア: 体調~その後
(け): 7時起床、気分は悪くないが。
あーちゃんとの一日: 陣痛は続く
怪乱板: ご報告など。
kewpie: 痛かったこと
ぼやき、つぶやき、ささやきのブログへようこそ!: やっぱビールと焼肉だ!
なす先生-徒然日記: 体調が・・・

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Comments

 HP拝見させていただきました。
私も3年前に結石を経験いたしまして、同様の苦しみを味わいまして、
最終的には、発病から約3週間ほどで自然排出できました。

 しかし・・・悪夢は終わっていなかったのであった・・・。
昨日から例の血尿が!!
3年前に病院でもらった薬のあまりを引きずり出して、新たな戦いに備える今日この頃でした。

Posted by: スタイナ | 2004.11.24 at 08:22 PM

>スタイナ様
コメントありがとうございます。
痛み止めの座薬とかあると、少しは安心できます…よね(^^;)。
石が出来やすい体質の人は大変らしく、僕の知り合いには、複数の石により苦しんでる方もいらっしゃいます(汗)。

・尿管結石の治療と予防
・腎・尿管結石について

石があるのが確実なようでしたら、早めに医者へ行くほうがよいみたいです。

Posted by: KEI | 2004.11.24 at 11:34 PM

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