NHKによる「朝日新聞社への抗議文」にツッコミ
まぁ、"ツッコミ"とは言ってはおりますが、事情を知らない第三者が抗議文を読んだ際にどう思うか…という程度で見てください(^^;)。
NHKの松尾は中川氏とは一度も面会しておらず、野島が中川氏に面会したのも、番組が放送された3日後の2月2日が最初で、29日に中川氏に面会した事実はありません。
朝日の記事では、"当時の松尾武・放送総局長(現NHK出版社長)、国会対策担当の野島直樹・担当局長(現理事)らNHK幹部"と書かれています。"ら"ですよ。VOWで言うところの"大統領らも"ですよ(?)。野島・中島両氏についての説明だけでは不十分です。他の幹部についてはどうなのでしょう?
安倍氏については、1月29日頃に松尾と野島が面会しましたが
すでに4年も前の出来事ですし、政治家だからといって特別に扱うもまたアレですが、そんじょそこらの町や市の議員様ではない安部クンに会ったというのに、その日付について"頃"はないでしょう、"頃"は(^^;)。
両氏とNHK関係者との面会の時期や内容、さらに番組に至るまでの編集の過程からしても、この番組が中川、安倍両氏の意向を受けて編集し直したものではないのは明らかです。
中川、安部両氏とNHK幹部が、番組放送前に実際に"面会"したかどうかなんてのは、実のトコロ、大切な問題ではないワケで。代理人やら電話やらメールやらお手紙やら口コミやら、いくらでも意思を伝える手段はあります。
だいいち、面会の時期や内容、編集の過程なんてのは、NHK内部のハナシです。事実関係を"明らか"にする材料としては、ちと弱いです。
で、抗議文の中に挿入する必要はないと判断されているのかもしれませんが、当事者である松尾、野島両氏のコトバは入れておくべきではないでしょうか。直接のコトバでなくとも、"二人に事実確認も行いましましたが"というカンジで、内部調査しましたヨ~的な説明は必要なのではないかと。
他の場所ですでに両氏の言い分は公開されてるのかもしれませんが、朝日新聞宛ての抗議文をわざわざネットで公開しているんですから、その影響はよく考えてみたほうがいいのではないでしょうか。
あまりニュースをチェックしていない僕みたいな人間が、ますますNHKを誤解してしまいますよ。
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