ザ・リング2~「貞子」というシステムの恐怖~
「ザ・リング2」を観てきました~。
ハリウッド版リングの続編となる本作…監督は中田秀夫氏。ストーリーは、ハリウッド版の1が比較的忠実に日本版を踏襲していたのに対し、今回は新たな方向への進化が感じられる内容でした。
…と書くと、ちょっと良さそうですが、僕的には物足りなかったです(^^;)。
非常にいいレベルでまとまったスキのない映画だとは言えるでしょうが、どうも優等生的といいますか。それと、ホラー映画としては致命的といいますか…
怖くない。
つか、むしろ…
笑えるシーンが何箇所かあったり(爆)。
まぁ、笑えたのは枝葉の部分ではありますが、怖くなかった理由は、「貞子システム」を捨てていたことです。
貞子や呪いのビデオの怖さのポイントというのは、"例外を認めない無慈悲なルーチン"にあると思うのですよ。ソコを捨てて、貞子…ハリウッド版ではサマラですが…彼女自体を前面に押し出した「ザ・リング2」は、まったく恐怖を感じない作品となってしまっているのです。ブログではネタバレはある程度避けているので詳しくは書きませんが、本作の敗因はソコにあるのだと僕は感じました。
って、別に何かに負けたから敗因とか書いてるワケぢゃありませんので、あしからず(爆)。
ときに、「ザ・リング2」は、広島のダイヤモンドシティ・ソレイユのバルト11で観たのですが、周辺道路はすごい渋滞で映画開始時間に遅れそうになっちゃいましたよぉぅ(^^;)。雨だったから、ソレイユに人が集中したんでしょうかねぇ。あそこまでヒドかったのは久々のやうな。
よく分からなかったのが、道路脇にいた係員の出していたフダ。ココらへんから、ソレイユの立体駐車場の3階に直通で入れるのですが、その入り口部分に「駐車場1時間待ち」のプラカードを持った係員がいたのですよ。"うへー1時間待ちかよ。入るのやめよう"とも思ったのですが、ダメもと(死語)で入ってみると、あっさりと駐車できたのです。うーん、そりゃあ、駐車場が何分待ちかってぇのは刻一刻と変わるワケで、正確な時間など表示するのは難しいワケで…ってゆうか、じゃあ、信頼出来ない掲示なんかするなよ…ってゆうか…ブツブツ。
これはソレイユに限ったハナシではないでしょうけど、駐車場を無料開放していたのに、駐車券を発券していたのは資源のムダ使い気味では。まぁ、きちんと再利用してたり、お客の数とか入店時刻とかをデータとして活かしてたりするのかもしれませんが…。あと、映画館でクレジットカードが使えないのは勘弁して欲しいやうな(^^;)。
バルト11の劇場には、入場待ちの列が出来ていましたが、アレも、もっと何とかうまく誘導して欲しかったのココロ。すんげぇ列が出来ていたので、リング2がすでに入場開始になっているにも関わらず並ぶハメになっちゃったし。…どうでもいい部分において、どうもバルト11とは相性が悪いようでふ(^^;)。
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