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2005.08.01

「世田谷区一家殺害事件」どうも釈然としない

上祖師谷三丁目一家4人強盗殺人事件捜査本部
「世田谷事件」被害者・遺族を支援する会

 平成12年12月30日に起こった事件。

 で、それに関する読売新聞の記事…

Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 世田谷の一家殺害、韓国人犯行説消える

警視庁成城署特捜本部が、犯行は韓国人によるものではないと断定し、犯人像を「事件当時、京王線沿線で生活していた若者」と絞り込んだことが、31日分かった。発生から4年7か月が経過し、捜査は大きな転換点を迎えた。

 捜査がどのように進められているのか分からないのですが、どうにも釈然としません。事件発生から4年7ヶ月もたってから、ようやく「犯人が現場に残したとされるトレーナー」の販売ルートが判明したというのでしょうか?

計10枚しか販売されていなかったことが判明。特捜本部は現在までに購入者1人を特定。購入者が特定できていないトレーナーを9枚にまで絞り込んだ。

 10枚を9枚にまで絞り込んだ、って…ぜんぜん絞り込んでねぇヨ。てゆうか、都内で10枚というだけで、全国では130枚なのに。

〈1〉犯人は流行のトレーナーを着ていた〈2〉トレーナーは宮沢さん方から最寄りの京王線の沿線で売られていた〈3〉宮沢さん宅の2階風呂場の高窓から侵入しており、運動能力が高いと考えられる――ことなどに着目。犯人像を「事件当時15歳以上」で「当時、京王線沿線に住んでいた」若者と絞り込んだ。

 流行のトレーナーを着ていた&高窓から侵入=若者、トレーナーを販売していた店舗が京王線沿線に立地=京王線沿線に居住…予想としては妥当なのでしょうが、"犯人像を絞り込んだ"といえるほどの情報なのかは疑問。(まぁ、他にも様々な証拠品とか事実関係を考慮しているのでしょうけど)

しかしその後、現場に残された犯人の生体情報などの捜査資料をもとに、韓国警察当局と情報交換を進めた結果、特捜本部は最近になって、「韓国で生まれ育った人物の犯行ではない」ことを確認した。

 現場に犯人のものと思われる血液(犯人はA型らしい)や指紋が残っていたそうです。指紋での確認でしょうか(韓国では17歳で指紋を登録している)。まぁ、あくまで「韓国で生まれ育った人物の犯行ではない」ということの確認にしか過ぎないワケで。記事タイトルの「韓国人犯行説消える」は誤解をまねきそうです。

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