「2005年4月25日 福知山線5418M、一両目の「真実」」を読みました
遅ればせながらではありますが、第5章まで読ませていただきました。
悲しいぐらいに冷静な観察眼に、もう単純に衝撃を受けました。メディア側の視点からしか事故を見ていなかった自分にとっては、逆の側からの視点は、まさに別世界。あんなカンジかな、こんなカンジかな、と想像はしつつも、こうして当事者自身の言葉で状況を語られると、身がすくむ思いがします。
--- The Ruins of Rail --- 廃線跡を旅する
で、上記の文章の作者様のサイトがこちら。
このサイトは、以前に何度か拝見させていただいたことがありました。ノスタルジックになり過ぎないイイ意味で学術書的な筆致に感銘を受けたのを覚えています。
僕は広島に住んでいますので、特に尾道線のページは印象に残っています。車で尾道方面へ出かける機会もありますし、自転車で尾道~新尾道駅間の土地を走ったことも何度かありましたので、"そういえばあのサイトで尾道線を読んだな"と思い返すことも一度や二度ではありませんでした。知ったかぶって、"昔はここにも列車が走っていたんだよ"と人に話したことも…。
親戚や知人も関西に幾人かはいますが、あの事故で被害に遭った方はおらず、恥ずかしながら、僕にとっては事件はすでに風化したものとなりかけていました。
その事故が、こんなカタチで目の前に提示されようとは。その事故の手記を書かれた方の著作に、かつて触れていたとは。
色々な意味で衝撃を受けてます。
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