嫌韓関連の歪曲主張?(整形編)
「マンガ嫌韓流」の歪曲主張についての記述があります。
「整形」に関してはソースが多そうなので、韓国側のソースをちょいと探してみませう(「写真整形」もついでに)。
「ボトックス(BOTOX)」と呼ばれる筋肉まひ注射は昨年、国内に9万20本、輸入された。2001年に比べ295%増えたもの。「ボトックス」1本は、整形外科や皮膚科などで平均80万~100万ウォンほどの手術費を受け取り、顧客たちの「シワ」を伸ばしている。
インターネットショッピングモール「インターパーク」によれば、会員3309人(男性1204人、女性2105人)を対象にアンケート調査を行った結果、男性の16.7%、女性の26.0%が「美容整形手術の経験がある」と答えた。
結婚情報会社(株)ピアリが全国の20~30代の未婚女性448人を対象に美容整形手術に関する電話アンケート調査を実施した結果、回答者の14.7%の66人が「手術を受けた」と答えた。
しまった。朝鮮日報ばかりだった(爆)。
えーと、ネタ提供元の中央日報いってみよう。
求職者1592人に尋ねたところ、43.2%が「コンピューターで修正している」と回答した。▽ホクロ・傷あとの削除(44.8%)▽顔形の修正(10.9%)▽ヘアースタイルの変更(2.8%)--などだった。
最近、若い男性の間で「体型矯正手術」がブームだ。 ソウル市駅三洞(ヨクサムドン)にあるY整形外科のパン・ジェサン院長は「今まで男性が整形手術を受けることはほとんどなかったが、最近はうちの病院でも月に4~5件ほど手術する」と話した。
狎鴎亭洞(アプグジョンドン)や新沙洞(シンサドン)、江南(カンナム)駅周辺など、いわゆる「江南整形外科タウン」が、冬休みを迎えた演劇映画・舞踊・体育科の高校生で混み合っている。
次、東亜日報。
韓国の整形市場は、3兆~4兆ウォンと推定されている。(注:2005年時点では1ウォン=約0.1円)
二重まぶたの手術を受けた盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領も、もっと大きくなった目で国政をよく察することを願う人々が少なくない。令夫人の権良淑(クォン・ヤンスク)女史も一緒に整形手術を受けたというのだから、大統領府の内も外も、ちゃんと見てくれる事を望む。
東亜日報|印鑑証明書発給時の身分確認を強化へ…背景に整形と写真修正の普及
これは、最近の整形手術が普及し写真修正技術が発達したことで、印鑑証明書を発給する際に提示される申請人の住民登録証の写真だけでは本人の確認が次第に難しくなってきたという、一線の公務員たちの指摘を受けてのものだ。
うーん、具体的にどの程度の人数が整形手術をしているかは、適当に検索しただけでは、やぱし分かりませんですねぇ(^^;)。
とはいえ、東亜日報の「整形市場は、3兆~4兆ウォン」という数字を日本円に置き換えて、韓国の約3倍の人口を持つ日本に当てはめれば、まさに1兆円産業。すげーな、おい(^^;)。国民一人当たりの所得だとかなんだとかを抜きに比べるのもアレですが、韓国において相当の人数が整形をしていると考えるのも、そう的外れでは無いように思います。
ネタ元の中央日報の記事には、"ISAPS(国際美容外科学会)の2002年の統計資料"なるものが引き合いに出されています。それによると、人口1000人あたりの整形手術をした人は、日本が0.33人、韓国人が0.19人だそうです。
これが資料? 英語なのでよく分かりませんが、一番最初の表"Corrected # of Procedures per Country"が該当するデータのよう。"Procedures"が正確にどういう意味か判別しかねますが、「手続き」という意味?
2005/10/27修正:
韓国のProceduresの値と南アフリカの値を勘違いしておりました(爆)。
日本のほうが整形人口は少ないぞ!と主張するために歪んだ見方をするなら(爆)、上記のデータは、たんに「手続き」の申告件数でしょうから、あてにならないようにも思います。どういったものを整形手術として申告するかの、統一された基準が無ければ、ビミョウな機微はとらえきれないでしょう。また、どのくらいの割合の医師がISAPSに加入しているかどうかもよく分かりません。
なお、ISAPSの2004年の統計資料を見ると、ずいぶんと"Procedures"の件数が変わっています。日本なんか、42842件(2002年)から17227件(2004年)へと激減。韓国の件数は…13797件。人口は3分の1なのに(^^;)。
ま、なんにせよ、あまり参考にならない統計っぽいッスね。
まぁ、グダグダ書いてはみましたが、整形について否定的に考え過ぎるのもどうかと思います。方法や程度の違いこそあれ、"広~い意味での整形"(傷口を目立たなくする・歯並びを矯正する等)には、極端にいえば全ての人が恩恵を受けているとも言えますし、今後も、経済的にも肉体的にも負担の少ない様々な施術法が確立されていくでしょうから。
とはいえ、大統領が任期中に整形しちゃってもノープロブレムな国なんだから、整形大国の名を堂々と名乗ってもらいたいものですが。誰も文句の付けようが無いですよ(笑)。
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