[映画]シン・シティ~漢は"何"をやるかじゃない。なんでもいいから、やるかどうかで価値が決まる~
「シンシティ」観てきましたっ(^^)。
ストーリーといい、絵ヅクリといい、「手段のためには目的を選ばない!」という香りがプンプンしましたよ。あ、誉めてますよ(笑)。
フランク・ミラーに
ロバート・ロドリゲスという組み合わせからして、すでに何かが間違っています。(一部パートの監督などとして
タランティーノもいたり)
ハリウッドの鉄の掟に、"一つの作品には一人の監督"ってのがあり、今回はそのワクから飛び出すために、ロドリゲス兄ぃは監督協会をやめちゃったりしたのだそうです。そのため、今後はハリウッドのメジャー会社の作品のメガホンは取れないとか何とかパンフには書いてありました。
…間違い過ぎだよ、兄者。
ま、まぁ、パンフに大げさに書いてあるだけかもしれませんし、僕の読み違えかもしれないので、この点については知らなかったことにしときましょう(^^;)。
さて、作品は、白黒をうまく使った…といえますね。なんか、ムリヤリという気もしないでもないですが、アメリカン・コミックの雰囲気は伝わってきます。血の表現とかはベタで不自然さが先にきますけど(^^;)。
この作品の肝であるブルース・ウィリスとミッキー・ロークは秀逸。
どちらも素晴らしかったのですが、特にミッキー・ローク演じるマーブの存在感は圧倒的。特殊メイクバリバリなので、ミッキー・ロークなのかどうか分からねーよなどというツッコミは、おそらく的外れでしょう。それぐらい(?)の存在感。最初のアクションシーンを観てる時、「実写版花山薫はこんなカンジだろうなぁ」とか思ってしまいましたよ(笑)。イカす。
そうそう、忘れちゃいけないのは、イライジャ・ウッド。ある意味、とびっきりの最強。もしくは最凶(笑)。かなり異彩を放ってました。キラリと光る眼鏡のレンズにはしびれました。このキャラを嬉々として演じられるイライジャ・ウッドの今後に、さらなる期待を寄せましょう。
個人的にはミホもヨシ。もっと活躍の場が欲しかったけれど…個性派キャラが集うこの作品の中では、まぁ、頑張ったほうか(^^;)。
ストーリー展開も、かなり見事。コミックスの複数のエピソードをうまくミックスさせているそうですが、各キャラに見せ場を設けつつ、いいカンジに各人がクロスしていく展開は楽しかったです~。
なんか、いいですよね。こーゆーやったモン勝ち的なオレ流祭りというかなんとゆーか、そんなヤツ(笑)。
何がどーだとかあーだとか関係無く、とにかくやる!成功とか失敗とかどーでもいいじゃん(爆)。
そういえば、かつて和菓子カミュも言ってたよね。「男が一度やり始めたことならば、途中で正しいかどーか気にせず、とにかく志をつらぬけ」とか何とかかんとか。
まさにそんなカンジ。
一本芯が通った漢(おとこ)の映画でした。
注:ただし、この芯はひん曲がってるような気がしないでもないですが(笑)。
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