[デジカメ]Optio WPiの不満点
デジカメを、SONY DSC-V1からPentax Optio WPiに持ち替えて何ヶ月か経ちました。
参考(公式サイトの製品紹介ページ):
SONY DSC-V1
PENTAX Optio WPi
今のところ、小ささと防水機能以外に長所は見られず…といったカンジでやや不満タラタラ状態です(爆)。やっぱ、ソニン製DSC-T9にしとけば良かったかなぁ(^^;)。
ひとまず、不満点をまとめておきます。
まず、画質については、実際の画像を掲載すべきでしょうけど、ま、これは、いずれ。
基本的に白トビ、黒トビしまくり。パリっとした…というか、パリパリな画像(笑)が好きな僕としては、WPiの画像はエッジ甘過ぎ。
比較対象はDSC-V1になっちゃうので、フェアではないかもしれません。V1もなんちゃって高級機にしか過ぎないワケですが、"画質は画素数ではない"ってのの良い見本やも。WPiは600万画素、V1は500万画素ですが、差は歴然。ソニーのデジカメサイトなんかで「14bit DXP」とか「SRC技術」とかゆーコトバを見ても、たんなる宣伝文句くらいにしか思ってませんでしたが、やっぱ値段の差の分だけのことはある様子。
心配していた夜間撮影も、案の定ピントは合わず。マニュアルフォーカスがあるので、それを使って目分量で(30cmくらいかなぁ?とかゆーカンジ)でピントを合わせるしかないといふ。
いくつかフォーカスのモードが選べるのですが、どうにも使いにくい。V1は、基本的にはオートとマクロモードのみ。マクロモードでも無限遠に対応しているのがヨシ。しかし、WPiは、マクロモードだと、被写体が遠い場合はバツ。シャッターを切ることさえできまへん。オートフォーカスモードだと、マクロは40cmまでしかピントが合わないので、いつもオートにしておくのも使い勝手悪し。
メニュー等の操作関連も使い勝手悪し。
たとえば、撮影画素数を変えようとすると、メニューボタンを押して設定画面に入ってから変更することになりますが、そのあとにもまたステップを踏むことになるといふ。同様にしてホワイトバランスやISO感度を切り替えることになるワケですが、これもまた画素数を変えるよりもボタンを押す回数は増えます。
そういった部分の逃げ道として、緑色のグリーンボタンっつーのに色々な機能のショートカットを設定できます。グリーンボタンに画素数選択を設定しておけば、グリーンボタンを押せばすぐに画素数が変更できる、と。しかし、見てのとおり、グリーンボタンと十字キーの間は離れているので、どうにもスムーズではありません。僕なんかは、グリーンボタンを押したあと、すぐとなりのズームボタンを押して画素数を選ぼうとしてしまいます(爆)。
グリーンボタンに、ホワイトバランスの設定も追加しているのですが、これもまた不自然な構成になっちゃいます。画素数は、グリーンボタンを押した後に十字キーの左右キーで選択することになります。しかし、ホワイトバランスのほうは上下キーで選択するといふ…。統一しろよ、ごるぁ!
暗いところや夜景の撮影に役立つタイマー機能も、びみょうに使いにくし。V1ならタイマー撮影ボタンを押すだけなのに、WPiのばやい、いったんタイマーモード選択画面に入ってから選択せねばならないといふ。
操作性は、たんにボタンを少なくすれば良くなるっつーワケでもないようです。いたずらに操作メニューの階層を深くする結果にしかなりえていない、と。
あと、ハード部分での気になる点もチラホラ。
ジャケットも何も無しで水中撮影が出来るのが魅力のWPi。肝となるのは、バッテリー・メディア挿入部分のカバー。そのカバーには、ロック機構があります。上の画像の中央のスライドスイッチがソレです。
しかし、こいつは、カバーを開け閉めするたびに手動でスライドさせてロックする必要があります。…つまりロックを忘れがち(爆)。ま、まー、こーゆートコロを「おめぇが忘れるのが悪いんだべ」ですませるかどうか、っつーハナシです。バネ機構を付けて、カバーをカチっと閉めると必ずロックされるようにしてくれると、すんごく親切だと思うんスけどね~(^_^;)。ロックするのを忘れがちなのが、僕ぐらいならどーでもイイ点ですが。でも、水中撮影を売りにしてる機種なんだし、もちっと気を使って欲しいやうに思いました。
あと気になったのが、バッテリーの形状関連。四角いバッテリーなのですが、充電器にどの向きでも入れることが出来るのでアレ?と思ったのですが、やはり、カメラ本体にも間違った向きで挿入することができます。しかも、中央に見えるオレンジ色のロックスイッチも、なにごとも無かったかのようにカチっとロックしてくれちゃうから、始末が悪いッス。
この画像だけフラッシュを使って撮影してますが、それは、バッテリー挿入口の奥に見える接点を写すためです。この接点が左右のどちらに寄っているかを見極めて(写真を見ていただくと分かるように、すぐには判別しかねますが)、それに合わせてバッテリーを挿入せねばなりません。暗いトコでは見えません。間違ってても、カメラの電源を入れるまでは気付くことができません。
「バッテリーを入れる向きくらい覚えろよ」と言う方は多いでしょうけど、あいにく、僕の記憶力は悪いのです(爆)。
このバッテリー挿入口の欠点はもう一つあります。それは、ロックを外してもバッテリーが出てこないこと。この画像は、ロック解除後に撮影したものです。ほんの数ミリしか飛び出してくれません。バッテリー自体の形状も、指や爪がかかる部分が無いので、取り出しは困難です。カメラを振ってもそうやすやすと飛び出てきませんし、てゆうか、そもそもバッテリーを取り出すために、なぜカメラを振り回さねばならないのでしょう(^^;)。
まぁ、指や爪で何とかつまみ出せないワケでもないので、何とか引っ張り出して運用していますが、ちとお粗末過ぎるように思いますです。
WPiは"釣り専用"にして、普段使うためにT9を買おうかどうしようか迷い中~。
【河田一規のデジカメナビ】ソニー サイバーショット DSC-T9 ~現時点でもっとも魅力的な常用コンパクトデジカメ
こ、こんな高評価の記事まで…(^^;)。
V1を使っていて、シャッタースピードが1/8秒までは、三脚無しでもかなりの割合で手ブレせずに撮影できるようになりまひた(厳密にはブレてるかもしれませんが、まぁ、何とか"自分的な及第点"には達してはいます)。T9なら、手ブレ補正のおかげで1~2ステップくらいは上のシャッタースピードが確保できるようなので、そこらへんも魅力なのです。お寺などを巡ってると薄暗い室内での撮影も多いワケですし、フラッシュを使えない場所や使いたくない場面は多々ありますし(フラッシュを使うと見た目の印象が全然違ってくることも多いですよね)。
真宵中~。
*今更V1を買おうというヒトも少ないでしょうが(^^;)、中古なら、まだいくらか流通しているようでふ。
《中古》SONY Cyber-shot DSC-V1
22,667円(税・送料別)
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Comments
μと比較していただけると大変参考になったのですが…
Posted by: | 2008.06.28 03:53 AM
コメントありがとうございます。
すみません、なにぶんμを持っていないので…。
ご期待に沿えず申し訳ない(^^;)。
僕の上記のレビューは古い機種のものなんで、下に両メーカーのオフィシャルサイトへのリンクを張っておきますね。
オリンパス デジタルカメラ
ペンタックス デジタルカメラ
Posted by: KEI | 2008.06.28 09:56 PM