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2006.05.28

"歴史的和解"は見せかけなのか(総連・民団)

統一日報*社会 関東地協で渦巻く抗議 民団同胞無視した「トップ」会談

 よく読んでみると、なかなか味わい深い記事です。"歴史的和解"として日本の新聞紙面をにぎわせた、北朝鮮の出先機関である朝鮮総連と韓国系在日組織の大韓民国民団の和解。それに対する疑惑、そして、早くも噴出したほころび。早過ぎるし、激し過ぎるっぽい。

 気になるトコロをいくつか確認。

 まず、在日本大韓民国民団(民団)の団長の河丙鈺(ハビョンオク)について。民団のページによると、1935年9月15日生まれ。晋州農林高卒、東京法政大学3年中退だそうです。また、毎日新聞(2006年2月25日東京朝刊)に掲載されたプロフィールは以下。

韓国・慶尚南道生まれ。戦後来日し法政大を中退。韓国の通信社記者を経て日本でビジネスホテルなどの事業を展開中。医療法人も運営する。70歳。

 なんと、民団のトップは、韓国生まれの韓国人なのです。日本人が韓国に行ってしばらく住んでれば、「韓国の参政権」がもらえるのでしょうか? もらえないでしょう。しかし、韓国人は、堂々と「日本の参政権」を要求しているのです。寝言は寝てる間だけにして下さい。
 とにかく、「日本の参政権」を外国人が要求している…この点は強調されるべきだと思うのですが、マスコミの報道では強調されることはなかったように思います。

 上記のプロフィールからそれ以上の情報を読み取るならば、想像と邪推レベルにはなりますが…おそらくは戦前にご家族か親戚などが日本に渡っていたのでしょう。そして、たとえ韓国人であっても"ある地位"を日本社会で得ることが出来ることを知り、日本に渡ったのでしょう。「晋州農林高」というのが、日本でいう高校と同じかどうかは知りませんが、少なくとも韓国で十分生活基盤を築ける環境にあっただろうことは間違いないと思います。
 それなのに、日本に渡り、韓国人でもなく日本人でもなく、「在日」という"特殊な国籍"を得て、日本での権利拡大を目指している。そして、それだけでなく、「総連」の権利拡大にも力を貸しているといふ。

 ここで統一日報の記事に戻りますが、民団中央本部側の人間としては、河丙鈺(ハビョンオク)団長と金忠慶(キムチュンギョン)韓国総領事が出席しています。
 好意的に見るならば、韓国人と朝鮮人が和解するのですから、同じ半島の国の代表の一人として、その和解の動きを支援することは自然であるともいえます。悪意を持って…というか、率直な感想は「民団の団長と韓国総領事はグルなんだネ」ってカンジ。

 今んトコ、ノムたん率いる韓国は、北朝鮮に対する包囲網…まぁ、基本的にアメリカによるものですが、これに反して北への支援を公言しています。中国でさえ北の資金源確保には公には手を貸してないというのに…。
 邪推ばかりになってしまいますが、民団は韓国政府の意向を受けて、民団と総連の和解を急いで実現させたのでわないでしょうか。

韓在銀「今度の共同声明は、いったい和合なのか、策略に乗ったものか。非常に憂慮している。10日付の民団新聞に『民団と韓統連、総連が平等に参与する』と書かれているのは何事か。韓統連常任顧問の郭東儀(クァクトンイ)が委員長となっている6・15共同宣言実践日本地域委員会に『善処されることを望みます』と民団新聞に掲載されているのは何事か。韓統連は民団の敵性団体であり、本国の大法院で反国家団体と規定された。郭東儀は民団が除名した人物だ」

 恥ずかしながら「韓統連」なんて団体は知りませんでしたので、Wikipediaで検索。

在日韓国民主統一連合 - Wikipedia

在日韓国民主統一連合(ざいにちかんこくみんしゅとういつれんごう)、略称韓統連(かんとうれん)は、韓国の民主化と朝鮮統一を目指す在日韓国人の運動団体。本部所在地は、東京都千代田区。1973年に、「韓国民主回復統一促進国民会議(韓民統)」として発足し、1989年の組織改編で現在の形となった。在日本大韓民国民団の団員を中心メンバーとし、発足前の準備段階から金大中の民主化運動と反韓国政府運動を支持・援助していた。そのため、反体制または朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)寄りの活動を行なっている容疑で、韓国政府からは1978年に国家保安法における「反国家団体」に指定されている。「反国家団体」の指定後、韓民統または韓統連の関係者は韓国への帰国を認められずにきた。しかし、2003年に団体構成員が一時帰国を認められてからは、構成員の韓国訪問が可能となり、金大中と幾度か面会している。

「反国家団体」に指定されているとのこと。まぁ、韓国はちょっと前までは、クーデター・テロ・拉致何でもアリ(あ、言論の自由はナシか)のファシズム国家でしたし、そんな政府に「反国家団体」に指定されてるからって白い目で見るのもアレですかね。とわいえ、現時点においても、実際に民団内部から韓統連の参加に対して疑問が呈されているワケですし、コレも注目しておくべき点でふね。

 で、民団のサイトで検索していて見つけたアレな記事。

不協和音による民団交響曲

 総連との和解に対しての内部からの声を封じ込めたいようです。

 何箇所か引用してみましょう。

今回の朝鮮総連との和解も、団長が独断で決めたわけではなく、執行委員会の決議にもよるものである。したがって、組織である以上決定したことには全団員が結束しなければならない。

 民団中央本部と韓国政府関係者と総連と北朝鮮関係者が"水面下"で勝手に決めたことなのですから、不満が出てくるのが当たり前です。異なる意見をつぶすことを宣言するのが民団ですか、そうですか。

新潟県本部の2006年度の活動方針には、「朝鮮総連との和合交流事業の促進」「団員の北韓訪問実現」とあるにも関わらず、総連との交流はしないと公表しました。主義主張の無い「その場限り」の風見鶏集団になっているだけのようです。組織力として、長野とは決定的な差があるようです。

「和解」に疑問を出した支部を、"風見鶏集団"と罵倒しています。その上、別の支部を引き合いに出して、ヘッポコ呼ばわり。これが同じ民族同士のすることでしょうか。

高齢化や献身的な指導者の死亡と、財政を支えてきた商銀信用組合の破綻による経済力の欠如が原因なのです。一部の人士が私物化した組織の建て直しはすでに、絶望的です。 そこに、長野県の決議に乗っかり注目を集めたというわけです。

 なんだかこれだけ読むと、もはや新潟県本部と決別するつもりなのかと、余計な心配をしたくなります。
 このような記述のされ方をして、はたして新潟県の民団関係者の方々は平気でいられるのでしょうか? 無闇やたらとオブラートに包むよーな表現をする日本人と違って、韓国人同士なら、こんな風にお互いのことを言い合うのは普通なのでしょうか? いや、でも、民団のページに書いてあるように、これは「組織」のハナシ。仮にもヒトツの支部の行動を、"注目集めのための便乗"だと公然と揶揄する感覚は理解できません。

 最後に、先述の統一日報の記事から、民団の"ある幹部"のコメントを引用しておきます。

何か大きな罠が民団と韓国人社会に仕掛けられているような気がしてならない。関東地協で飛び交ったが疑問や不信の言葉や、共同声明に書かれていること自体は氷山の一角かもしれない。河丙鈺と総連と大使館と盧武鉉と金正日の影が一つになって今、私たちを陰謀の渦に巻き込もうとしているような気がしてならない

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