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2006.05.29

言論の自由の無い韓国~親北的文章を発表した大学教授に有罪判決~

朝鮮日報|「扇動的な手法で北に同調した」姜教授に有罪判決

「朝鮮戦争は北朝鮮指導部による統一戦争」といった内容の文章を発表するなどして起訴された姜禎求(カン・ジョング)東国大教授に対し、裁判所は26日懲役2年執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。

 あんましにもあんましな判決なので、北朝鮮のハナシかとも思っちゃいますが、韓国での出来事です。ソウル中央地方裁判所による判決です。
 日本のナウなヤングにバカ受け中の「共謀罪」よりも、さらに一歩進んだ(?)言論封鎖システムです。「国家保安法」違反のようですが、いったいどーゆー罪状なのでしょうね。

 いちおう姜教授がやった「罪」を書いておきます。

・金日成の生家訪問時に芳名録に「統一の偉業を成し遂げよう」と書いた
・ネットメディアに「6・25戦争は統一戦争」 「マッカーサーは戦争狂」という文章を寄稿

 他にもあるのかもしれませんが、とりあえず、上記の記事に書いてあったのはこんなカンジ。まぁ、間違いなく、これが姜教授が行った、もっとも重い法律違反行為なのでしょう。

 日本を含め、どの国でも「売国行為」はけっこーな重罪として規定されてはいるでしょう。それでも、敵性国家に自国の軍事情報を売り渡したり、禁止されている物品を密輸したりといった具体的な行為無しには、起訴されるようなことにはならないでしょう。少なくとも日本では。

 姜教授が言っていること自体の是非は、ぶっちゃけどうでもいい問題です。最大の問題は、上記のような意見を"表明するだけ"で有罪判決まで受けてしまう、韓国という国の実態です。

 北朝鮮に同調するような意見を表明しただけで立件され、懲役2年という判決を言い渡されてしまったのです。傍聴席からは、「執行猶予を下すとは、ここは大韓民国ではなく北朝鮮民国か」という怒声が挙がったとのこと。「刺激的で扇動的な手法で北朝鮮に同調した親北朝鮮的な主張を行った」ってのが判決理由だそうです。
 日本ならヘソで茶が沸きそうなハナシですが、これが西暦2006年現在の韓国の実情なのです。

 なんて恐ろしい国だろう。

 まぁ、自分の国においても似たような状況が進行していたり、もっと恐ろしい面もあったりするのかもしれませんが…。

朝鮮日報|親日財産還収法、成立は時間の問題

親日反民族行為者とその子孫の財産を没収し、独立功労者とその子孫に与えるという「親日反民族行為者財産還収特別法」の成立可能性が高くなった。

 第二次大戦中に親日的だった人間から…いや、それどころか、その子孫からも財産を没収しようとしている国です。今まさに、こんな法案が成立するような国が隣にいるということは、常に意識しておかねばならないと思います。
 それと、この法案自体はまだ成立していないようなので、救いがあるように勘違いしそうですが、すでに、「第二次大戦中に親日的だった人間のリスト」というのは公開されてしまっているようです。別の件にはなりますが、「親日教授リスト」なんてシロモノが発表されて、そのリストに掲載された教授が辞職に追い込まれたりといったことも実際に起こっています。

 これらは言うまでもなく、日本人だけの問題でなく、韓国人・在日韓国人にとっても大きな問題です。
 日本の靖国問題について議論するだけでなく、韓国国内の言論弾圧・人権侵害問題についても、韓国人・在日韓国人が議論を深めていく必要があるでしょう。

 まぁ、そーゆー言論弾圧国家であることに誇りを感じているってんならハナシは別ですが…

 まさかそんなワケないッスよね?

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