M:i:III 絵になる場面は多いけど…
M:i:III ミッション・インポッシブル3を先々行上映で観てきました~。
いやー、なかなか派手な場面が多くて、トム・クルーズの魅力が全開で、二転三転する凝った展開で、すっごく…
おもしろくなかった(爆)。
いや、まぁ、そこそこ面白い場面もあったかなぁとかは思いますけどね(^^;)。
僕は昔の「スパイ大作戦」を見たことないですから、"ミッション・インポッシブルかくあるべし"みたいなことは思わないのですが、なんかねー、もーねー、「スパイ」でも「大作戦」でもなんでもないワケですよ。
見せ場は多くてガンガン派手にやってますから、何となく誤魔化されて楽しかったような気もしないでもないですが…ふと我に返ってみると、明らかに取って付けた展開だと気づいちゃうワケで。
"絵になるシーン"も同じ。「手段のためには目的を選ばない方式」(?)が使用されているので、絵になるシーンを見ても、なんだか腑に落ちないモヤモヤした気持ちが残ります。嫌いな方式ではないですが、そーゆーアレな手法は、基本的にはA級映画では活きない、B級以下の作品向けの手法です。特にMIシリーズなんてのは、「特A」まではいかなくとも、そこそこシーズンの目玉となる作品です。ちょっと、脚本・展開が荒(粗)すぎます。
"取って付けたシーン"の羅列ともいえる本作。トム・クルーズが歌って踊ってファンサービス。観ている間、観終わった時…満足感のようなモノを感じたようにも思います。しかし、上に書いたように、ふと我に返ると、粗ばかりが思い起こされます。
のっけから重い展開。これでは、いくらスパイ大作戦のテーマが鳴り響いても、心が浮き立ってきません。エスプリの効いたスカしたシーンが続いても、素直に楽しめません。ローレンス・フィッシュバーンの出番は、あまりにも中途半端。
あと重要なことだと思うのですが…インポッシブルなミッション、今回ありましたっけ(爆)? これじゃあ、ただのアクション映画の凡作ですよ。トム・クルーズが出てなくて、舞台がもっと地味だったら、成り立つのかどうか怪しいものです。
この映画で唯一好きになれたのはラストバトル。なかなかひねりが効いててワクワクしました。
あ、そうだ。チームメイトの東洋人女性(*)も良かったでふ。MIシリーズの伝統通り(爆)、チームメイトの活躍は中途半端なのが残念ですけど(爆)。
(*)この女性は、マギー・Q。ハワイ生まれの中国系アメリカ人? 香港映画にも出演してるようです。
訂正:パンフによると、父がアメリカ人、母がベトナム人。18歳で香港に移住とのことです。
…ま、いろいろ不満は書きましたが、トム・クルーズが遊びまわってるのを見るだけで楽しかったといえなくもないので、その点では満足できてます。
映画ファンのうち、かなりの割合の人は、好むと好まざるとに関わらず、"トムフェロモン"に犯されていると推測されます(爆)。何ヶ月かにいっぺんはトム・クルーズ出演作を観ないと、体調が悪くなったりするに違いありません。最近体調が悪いなぁ…という方は、トム作品を観て、トムフェロモンを摂取しておきませう。
てなワケで(?)、このシリーズは、出来不出来はともかく、"トム祭り"として定期イベントにして欲しいかなぁと思います。
次回作に期待だっ☆
HG M92Fミリタリーモデル (18才以上)ホップアップ機能付き
本作でも大活躍。アクション映画の定番拳銃
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