新潟観光協会がイラスト盗用
新潟県観光協会が、グラフィックデザイナー進藤洋子さんの作品を盗用。進藤さんからの再三の指摘にも関わらず、盗用した作品を使った観光パンフレットを配り続けるなどしているそうです。
観光協会側の言い分は以下。
▽新潟県観光協会の話 この問題に関する対応は、すべて広告代理店に一任している。従って協会の考えについては(公表を)控えさせて頂く。
パンフの制作とかは外部に依頼してるのでしょうけど、それを使うかどうかは観光協会側の胸ヒトツのハズ。なんとも卑怯な言い草であります。
「2006新潟春季観光キャンペーン にいがた花物語」の画像を引用させて頂きます。
進藤さんの作品はこちら。
広告代理店のデザイナーさんが盗用した、と断言してヨイのでわないかと。
ある意味でいえば新潟県観光協会も被害者ではあるのですが、それはそれ、これはこれ。進藤さんに対して誠意ある対応をすべきでせう。このまま進藤さんの心証を害していては、ますます問題がこじれてしまいます。
あまり関係無いといえば無いのですが、こーいった損害賠償訴訟って、なんか不毛なんですよね。先日のB型肝炎訴訟で原告側が勝訴し賠償金を勝ち取りましたが、けっきょくのトコ、その賠償金って税金ですから、原告の財布からも出ているよーなもんであるワケで。
いえ、もちろん、損害賠償やら事実関係を明らかにすることは大きな意味・価値を持っています。
僕が言いたいのは、間違ったことをした時は、早くその間違いを認めること。公的性格を持つ機関には、それを徹底してもらいたいものです。ホントの意味で損害をこうむるのは、その機関ではなく、"我々"なのですから。対応が遅れれば、それだけ被害規模は大きくあなります。
新潟県観光協会のケースであれば、早く間違いを認めて盗用を停止すれば、損害賠償請求まではされなかったかもしれません。観光協会が敗訴してしまうと、盗用こそ終了しますが、けっきょくのトコ、その被害は主に新潟県民が受けることになります。
こーいったことを改善するには、もちろんその機関のトップの改革が必要ですが、それだけでなく、その機関で実際に業務にたずさわっている一人一人の意識改革も必要でしょう。
"上から言われたからしょうがない"みたいな姿勢ではなく、おかしな部分を見つけたら、上司を突き上げていくべきです。
ハナシが脱線しますが、先日、とある団体のお金をおろしに、銀行へ行ったときのことです。窓口でお金をおろすので、必要な金額と、それぞれのお札の枚数を用紙に記入して提出しました。1万円札が10枚と、五千円札が10枚、千円札が50枚です。すると、「1万円以外のお札の合計が50枚を超えると手数料が発生します。どうなさいますか?」とのこと。
「そんな"オレルール"知るかボケ!」と言いたいところでしたが、1万円札を1枚増やして、1000円札を10枚減らすことで妥協。
3時に閉店するわ休日は休んでるわなど、銀行ってのはかなり利用者をコケにしくさってくれてますが、内部の窓口の人はどんな気持ちで仕事してるんでしょう? いつだったか、銀行のエライさんが講演会だかなんだかで、「閉店後、1円でも金額が合わなかったら、その原因を突き止めるため夜遅くま残業する」と誇らしげに言っていたのを聞いたことがあります。てめぇ、そりゃ力の入れドコロが違うンぢゃないかと反発を覚えましたね(^^;)。
とにもかくにも、シンドラー社のエレベーター事故にしたって、トップの意識はともかく、実際に作業をしている人々も、おかしな部分を感じていたハズです。
新潟県観光協会で汗水流して日夜頑張っていらっしゃる現場の方々に、あえて言わせてもらいます。
お前も悪い。
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