自殺者の10人に1人は大手消費者金融がらみといふ現状
消費者金融:生命保険での債権回収、1割は自殺-今日の話題:MSN毎日インタラクティブ
消費者金融10社が債権回収のため借り手全員に生命保険を掛けていた問題で、大手5社で支払いを受けた件数が昨年度1年間で延べ3万9880件あり、このうち自殺によるものは判明しているだけでも3649件に上ることが分かった。
日本人の年間死亡者数がおおよそ100万人ですから、そのうち4万件に消費者金融がからんでいるというのも凄い数字ではあります。
ですが、自殺者はもっと凄い数字。
自殺者は3万人を超えているそうですから、自殺者の10人に1人は大手消費者金融がらみといふ…。
まぁ、金貸しという商売の構造上、結果としてそうならざるをえないと言われればそれまでのハナシ。消費者金融も因果な商売だねぇ、で終わりです。
でも、生命保険を担保にするってぇのは、グレーゾーン金利ともども、見直していって欲しいものです。ヒトとして。
この保険は「消費者信用団体生命保険」と呼ばれ、大手消費者金融から借り入れる際、契約と同時に借り手を被保険者とする加入手続きが取られている。
ぶっちゃけて言えば、借金の金利とは別に、生命保険のかけ金も払わなきゃならなくなるワケですよ。
にしても、「消費者信用団体生命保険」とは、生保会社もうまい商品を考えたものです。
"金は命より重い"
利根川さんの言ってたことが思い出されます。
追記:
中国新聞9月10日朝刊の広場欄(読者投稿欄)に、タイムリーにも同じ話題が載ってました。その中で、一部消費者金融では生命保険を担保に云々とか書かれてましたが、やや事実誤認やも。
上述したように、大手消費者金融に限っていえば、必ず生命保険を担保にされます(たぶん、「大手」に限らなくとも同じことでしょうけど。)。これは、グレーゾーン金利ともども、なかば政府公認の貸し金システムです。
にしても、世の中の当然の仕組みとはいえ、せつないですねぇ。
僕は今現在、何とか定職についていて、クレジットカードもバンバン使っています。クレジットカードを使えばポイントがつきますから、100万円しか持っていなくても、少なくとも101万円の買い物ができます(場合によってはもっと使える)。
(余談ですが、金利0%の場合は別として、分割払いで物品を購入する意味が僕にはよく分かりません。一括で購入するだけの収入が無い人が分割払いを選択するとしても、その場合に支払う金額は一括払いの時より大きくなっちゃうワケで)
消費者金融からの借金を抱えていると、100万円持っていても、80万円とかしか使えないワケです。
「45組理論」でもないですけど、ドロ沼にはまりにくいシステムづくりを行って欲しいッスね。
消費者金融の実質年利が30%近いっての、すんごくボり過ぎだと感じちゃうワケですよ。ここらへんはジレンマで、相手の信用が低ければ金利を高くせざるをえず、金利が高ければ完済が難しくなるワケで。
でもねぇ、さすがに30%も金利がついちゃぁ、返せるモンも返せなくなっちゃいませんかね(^_^;)。
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