WTCに激突した旅客機
9.11テロが、アメリカ自身が画策したものだとゆー人々も数多くいるようです。
個人的には、まぁ、しょせん情緒的な印象にしか過ぎませんが、石油利権を確保するためにアレコレと画策してはいるだろうなぁとは感じます。
世論も敏感に反応し、オハイオ大・スクリプスセンターの最新世論調査でも、三分の一が「事件は政府が共謀したか、テロ計画を意図的に見逃した」とみている。
ただ、航空機を使ったテロをアメリカ自身が計画したとは、とても思えません。ましてやテロを見逃したという説には説得力を感じません。
仮に、アメリカ政府がテロを主導していたとしましょう。
先日、映画「ユナイテッド93」を観て来ました。
9.11同時多発テロでハイジャックされた旅客機のうちの一機である、「ユナイテッド航空93便」を描いた作品です。ユナイテッド93便はテロ犯にハイジャックされ、まさにアメリカの中枢であるホワイトハウスに激突するために進路を変えたものの、WTCへの航空機激突を知った乗客たちがそれを阻止し、中途で墜落したというお話です。
なるほど、いかにも出来すぎなハナシのように感じられます(これも確固たる理由の無い情緒的な印象にしか過ぎませんが)。
しかし、同じようにアメリカ政府の陰謀を前提として、WTCに激突した二機の旅客機のことを考えてみましょう。
リスクが大き過ぎやしませんか?
もし、WTCへの激突に失敗すれば、アメリカの経済の中枢であるニューヨークに予測不能の被害をもたらすことになります。
どこに被害をもたらすかにもよるでしょうが、最悪のケースでは、アメリカの企業の株価が軒並み大暴落したり、それこそテロを防げなかった大統領への批判が噴出してもおかしくないでしょう。
二機の航空機をWTCの二つのビルに、それぞれ確実に激突させる。絶対に失敗は許されない。
そんな作戦は、ちょっとムリがあります。ゲームじゃないのですから、リセットは効きません。
複数の旅客機へのハイジャックを、故意に許した?
計画全体では数千人以上にのぼるであろう関係者を陰謀に加担させた?
そして、最後は制御不能のテロ犯に巨大利権の行く末の全てをたくした?
…どうも説得力を感じません。
いかに巨大な石油利権や軍事産業のためとはいえ、そんな勝算の危うい仕掛けを採用するでしょうか?
…
ハイジャックされた旅客機の乗客が公開されていないとかゆーデマが飛び交ったりしてるようですが、映画「ユナイテッド93」のパンフには、乗客・乗務員のリストが、遺族のコメントやエピソードと共に掲載されていまスよ(早稲田大学の学生も乗っていたそうです)。
…
何かことが起きれば、そこには多かれ少なかれ利権がからんでいるのは当然でしょう。
真相解明を目指すことに意義は感じますし、むしろ賛成です。
ただ、安易な「陰謀論」に同調することには慎重でありたいと思います。
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「911ボーイングを捜せ」
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「9・11テロ捏造―日本と世界を騙し続ける独裁国家アメリカ」
ベンジャミン・フルフォード
「戦争中毒―アメリカが軍国主義を脱け出せない本当の理由」
ジョエル・アンドレアス
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Comments
TBありがとうございました。
2001年9月11日にアメリカで起きた事件について、アメリカ政府を含む陰の勢力が巧妙に仕組んだものとする陰謀説にまだ疑問をお持ちのようですが、ぜひ真剣に考えてみてください。既に他のエントリーでルーズチェンジ911のことをコメントされた方がおられますし、本文にも911真相追求サイトのリンクを貼っておられるのでここでは繰り返しません。反応の遅かったアメリカ人ですら、今では4割以上がテロリスト犯人説を疑っているようです。資料はたくさん出揃っています。情緒や想像ではない、本物の証拠に触れて考えてみてください。そして真相を知ろうとする人の輪を広げ様ではありませんか。本当の平和を模索するために。
ユナイテッド93のことも証拠や資料がたくさん出ています。映画「ユナイテッド93」がアメリカ政府のプロパガンダであることは、あちこちで語られています。勇敢な乗客の格闘によって墜落したのなら、遺体や遺品は見つかるはずですね。だって宇宙から帰還中に爆発したスペースシャトル乗組員の遺体の一部を、広大な3州にわたって捜索して探し出す国なんですから。日本人乗客のご家族に聞けたら聞いてみたいです。そういうものを受け取れたかと。
Posted by: suyap | 2006.09.13 05:30 PM
suyap様、こんにちは。
コメントありがとうございます。
日本にいる僕が本物の証拠や情報に触れられるのだとしたら、どうしてアメリカ国民の6割がだまされたままのでしょうか
ユナイテッド93の遺体や遺品が見つかっていないとのことですが、その情報ソースは何でしょうか? それと、「遺体や遺品が遺族に引き渡されていない」としても、それは捏造の証拠としては弱いようにも思います。
色々疑問はありますが、だからこそ、真相解明の運動は応援していきたいと思っています。陰謀で人命が失われるような世の中はまっぴらごめん(死語)ですから(^^;)。
Posted by: KEI | 2006.09.13 11:59 PM
KEIさま、
お返事ありがとうございます。
>日本にいる僕が本物の証拠や情報に触れられるのだとしたら、どうしてアメリカ国民の6割がだまされたままのでしょうか
第1次情報や証拠に普通の市民が直接触れるのは不可能ですが、2次情報として流されるものを「判断」することは可能です。そのとき、その情報提供者が挙げている「証拠」「論拠」を比較検討して、その情報が本物か嘘かを見抜く努力をしなければなりません。
>ユナイテッド93の遺体や遺品が見つかっていないとのことですが、その情報ソースは何でしょうか?
ユナイテッド93だけでなく、この事件で遺体や遺品の回収が行われた情報は私の知る限り一切出ませんでした。KEIさんは目にされたのでしょうか?だったら教えてください。一番わかりやすいのがペンタゴンにあたったものです。あんな「堕ち」方したら、相当な数の生存者だっていたでしょう。それが、機体も乗客乗員も、あっという間に消えちゃってるんですから。また事件の起きた2日後くらいの英語のCNNのウエブサイトで、「首謀者とされていたアタのパスポートを消防士が瓦礫の中から回収した」というのを読んで?と思いました。これが私がこの事件報道の信憑性を疑い始めた最初です。つつけばつつくほど、ボロが出てきます。
>色々疑問はありますが、だからこそ、真相解明の運動は応援していきたいと思っています。陰謀で人命が失われるような世の中はまっぴらごめん(死語)ですから(^^;)。
これを読んで安心しました。世の中は私達が考えるほど「良心的」には出来ていないようです。
Posted by: suyap | 2006.09.14 07:09 AM
suyap様、コメントありがとうございます。
>KEIさんは目にされたのでしょうか?
いくつか探してみました。
米同時多発テロ:追悼のトリビュート・センター開所 NY-今日の話題:MSN毎日インタラクティブ
Sept. 11 Tribute Center opens - Yahoo! News
"突入した航空機の部品や崩れ落ちたビルの鉄骨、携帯電話や身分証明書などの遺品"が展示されている「トリビュート・センター」が今月7日にオープンしたそうです。まだオープンしたばかりですし、疑惑の出所であるアメリカ自身が手がけたものですから、信憑性に関しては今後の情報に期待ですね。
NIKKEI NET:米国で同時多発テロ<発生直後の模様>(01/10/7)テロで不明の久下氏の遺体を確認・外務省
こちらは、まぁ日本の外務省がアメリカ当局の言い分を鵜呑みにしただけっぽいですから、疑惑を晴らす根拠としては弱いですかね。
Flight 93 maps
ユナイテッド93便の墜落現場の様子とのことです。飛行機の部品や乗客の遺品の写真が掲載されています。
このページの写真は、アメリカ軍機が93便を撃墜した証拠として紹介されることもあるようですが、どちらにせよ、「遺体や遺品の回収が行われた情報」として扱われていますね。
>あんな「堕ち」方したら、
>相当な数の生存者だっていたでしょう。
ここらへんは同じビデオを見ても、人によって感想が違ってきそうです(^^;)。僕が見たのはCNNのサイトの低解像度ビデオですが、生存者はいないだろうと感じました。
分解 『911 ボーイングを捜せ』―INDEX
↑
こちらのサイトのほうに、今のところは説得力を感じています(suyapもすでに目を通されているかもしれませんが)。
今後も可能な範囲で情報を集めてみようかと思います。
Posted by: KEI | 2006.09.15 01:17 AM