成分が「無害」でも、タバコは「有害」
Yahoo!ニュース - フジサンケイ ビジネスアイ - たばこ業界、無害たばこ開発進む
大手各社は数百万ドルを投じ、まったく人体に悪影響を与えない“無害たばこ”の開発も進めている。実現すれば、世界で広がっている禁煙政策が解禁される可能性もあるが、当面は、現状のたばこ製品の中から有害物質を極力除去することで市場のニーズに応える。
なぜ喫煙者が嫌われているのか、タバコを吸っている人はどのように理解しているのでしょうか?
ガンになりやすい・空気が汚れ壁などにヤニが付着する…などなど色々理由は考えられるでしょう。
僕にとって、喫煙者の最大の問題点は、煙を噴出している点にあると思います。
煙の問題点の最たるものは「におい」。ぶっちゃけ、くさいワケです。
"ちょっとぐらいなら我慢してよ"とおっしゃる喫煙者の方もいるかもしれません。ですが、想像してみてください。あなたの家の居間に、ほんのちょっぴりウンコの臭いがただよっている状態を。その状態にあなたは耐えられますか? その臭いに耐えろと、他人に強制することが出来ますか?
ほんのちょっぴりならOKとかなんだとかじゃありません。ゼロであることが望ましい状態です。
モノを燃やした煙を完全に無害にすることは、ひっじょーに困難なような気がします。しかし、たとえ完全に無害なタバコが開発されたとしても、それは、基本的には何の意味も無いことを喫煙者やタバコメーカーには分かって欲しいと思います(メーカーは分かってるんでしょうけど)。
仮に、タバコを吸えばガンが治って髪の毛がフサフサになって異性にモテモテで宝くじでウン億円当たって事業が成功して世界平和が実現されることが実証されようとも、僕はタバコは陰でコソコソ吸うモノであるべきだと思います。
だって、臭いんだもの(み○お)。
携帯灰皿をサッと取り出してタバコを吸って、自分はさもマナーがいいように振舞う人もいますが、たいていの場合、吸ってる時点ですでにアウトだったりする罠。場所的な問題の場合もあるでしょうし、そのタバコ臭い体でこれからどこに行くの?みたいなカンジ。
ベランダで吸って蛍族(死語?)などと称して、いちおうは家族を思いやっているように振舞う人もいますが、それもアウトでしょう。隣のベランダに煙を送り込んでるワケですし、だいいち、タバコを吸った時点で本人の服に煙がたっぷり付着していきます。ベランダでタバコを吸い終わって、何か善行でもしたかのように居間のソファーに坐る。本人は気付いてないかもしれませんが、隣に坐っている非喫煙者には分かります。"こいつ、タバコくせぇ"ってネ。
蛍族などは、いちおう陰でコソコソ吸っていると言えなくもないですが、その後で、家族が憩う居間という表舞台に出てくるのは如何なものかといった具合。
タバコの身体への害がどーとかこーとか…そんなのは瑣末な問題です。
日常生活や公共の場に、「煙」を持ち込む。
そのことが問題なのです。
夏だから暑い。トイレだから臭い。夕食に納豆が出てアンモニア臭い。これは納得できます(「納得」と「納豆」はかけていません(滅)。たまたまです)。
ですが、本来は煙などあるハズの無い場所なのに、たんなる嗜好品のタバコががんがん燃やされて煙が充満している。これは納得のゆかないことです。
タバコ税が社会に役立っているから吸ってもOK牧場とかゆー人もいます。
しかし、たとえば考えてもみてください。悪徳政治家が何億ものお金を収賄でゲットして豪遊していたとしましょう。その豪遊が日本の経済活動に貢献したからといって不問にするべきですか? そうはいかないでしょう?
社会に貢献したいのなら、タバコを吸わずとも、いくらでも方法はあるハズです。
喫煙者の皆様の社会貢献に期待します。
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