炎上の原因のヒトツと思われるもの
言いたいことは自分のブログでお好きなように述べればよろしいんですよ。
了解ですぅ…と書きたいところですが、コメント欄でやり取りしたほうが、お互いに効率が良いような気が(^^;)。
まぁ、お返事は頂けるようなので、次回からは自分のところで書くようにします。
とりあえず、前回分を…
2006/11/27 書き込み
こんにちは、KEIです。
返信ありがとうございます。
>片方でコントロールに反対しておいて、片方でそれを認める。
僕が"コントロールできない"と言っているのは、「どんなコメントがくるか」という部分です。それをコントロールするのはブログ管理者の自由です(何度か同じことを書いたような気が…^^;)。
どこらへんを矛盾していると思われたのでしょうか?
あと、ご指摘のように、僕はコメントの削除を管理人による「コントロール」とみなしています。気ままにさんも、僕と同じく、「コントロール」とみなしていますよね。
僕の場合は、コメント削除が良い効果をもたらすとは限らない、と思っているので否定的立場なワケですが。
>根本に据えるべき方策がこれではどうしようもありませんね
そうでしょうか?
たとえば…
交通事故を防ぐためには安全運転、おなかを壊したくなければヤバそうなものは食べない…それが根本にすえるべき方策です。
安全性能の高い車に乗る、おなかの薬を用意する、というのも有効な方策ではありますが、根本にすえるべき方策とは言いがたいですよね。
ブログ炎上防止の件でいえば、「コメントの削除」は薬を飲むようなもの。事後の方策に過ぎないと思います。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2006/11/20/13999.html
>佐橋氏は、ブログやサイトがこうした炎上状態となった場合に、
>やってはいけない対策として「削除」「言い訳」「責任回避」
>「全面対決」を挙げる。
http://www.j-cast.com/2006/06/09001680.html
>「当たり障りのある本音はmixi(ミクシィ)などのSNSで、
>よそ行きの意見はブログで、という使い分け(田口さん)」
>という手段が有効だという。
・「炎上しにくいエントリ」を書くことが有効
・コメント削除が必ずしも効果的とは限らない
この二つは、僕だけの特殊な考え方ではないと思います。上に引用したサイトでは、企業や政治家のブログなどが例として取り上げられていますが、個人ブログにおいても基本的には同じことだと思います。
(ただ、mixiで本音は書きたくないですね^^;)
(僕もそうですが、匿名でこそ本音が言えるという人も多いでしょうし)
「炎上」を恐れて言いたいことが言えなくなるネット社会もアレですが、それを防ぐためと称して反論コメントが非難されるネット社会もゴメンです。
>他人を非難する事
非難していたつもりもなかったのですが…。どういった部分を非難と感じられたのでしょうか? 前向きに対処させて頂きますので、教えて下さい(あ、官僚的なセリフだ(爆))。
そうそう、議論の本筋から外れるのですが、気になったことが…
僕のサイトに送って頂いているトラックバックですが、サイト名は「気ままにつれづれ」と表示されているのに、クリックすると「2ちゃんねる から子供たちを守ろう!」のサイトのほうに飛ばされてしまいます。
もしかしたら、気ままにさんがお気づきでないかもしれないので、ご報告させて頂いときます。
前回分は以上。
参考:
好き。: ブログで「炎上」は避けられない
好き。: ぎゃふん!
…
気ままにさんのところや、その他、コメントスクラムなどを排除しようとしていらっしゃる方のサイトを見ていて思いあたったのが、炎上の原因のヒトツ…
えーと、うまく表現できないのですが、端的に言うなら、「不寛容」とでもいうカンジのモノ。
なんといいますか、「コイツになら何を言ってもいい」「コイツ相手なら何をやってもいい」という態度。
気ままにさんのブログは多少挑発的なセリフこそあるものの、相手のエントリをきちんと読んだ上で書いていらしゃることが伝わってきます。
しかし、気ままにさんではなく、他の方が運営しているサイトでは、「荒らしのIPをさらしてやる」「荒らしの通っている学校(もしくは会社)は○○だぜ」といった内容のエントリやコメントを見ました。
それを見て、おまいら自身が「荒らし」じゃないの?…と思ってしまうのは僕だけでしょうか(汗)?
炎上や荒らしの「犯人」を排除したいという気持ちは分かります。
ですが、そういう"強い"気持ちは、実は荒らし行為と表裏一体ではないか、僕にはそう感じられます。
「荒らしを排除すべき」という気持ちは、容易に「荒らしを弁護するものもまとめて排除すべき」に発展しますし、「そいつらに対してはどんな手段もOK」にまでエスカレートしかねません。
ITmedia アンカーデスク:なぜ起こる? 「炎上」の力学 (2/2)
炎上は恐れるものではありません。反社会的な行為を自慢するような書き込みは問題外ですが、自分が正しいと思うことを、炎上を恐れるあまりに発言しなくなってしまったならば、ネットの世界は危機的な状況に陥るでしょう。
現実の世界でも、人に向かってはっきり言える自信があることは、ブログやSNSで発言すべきです。その結果、反論や批判的な意見があったとしてもそれは1つの意見であり、そのことに対しての自分の意見を述べ、議論すればよいのです。
その結果、誤りであったと気づいたことは率直に謝罪し、それでも正しいと信じることは主張するような自由な議論がそこにあることが大切だからです。そして、真しにこれらの人たちと議論し、お互いを理解できたならば、炎上は逆に、新しい支持者を大幅に増やすチャンスに変わるでしょう。
まぁ、さすがに僕も、「炎上は逆に、新しい支持者を大幅に増やすチャンスに変わるでしょう」とまでは言い切れませんが(実際にそういう例があるワケではありますが)、おおむねITmediaの記事の意見には賛同できます。
ブログを議論の場としたくない人も多いでしょうけれど、そのことが、意に沿わないコメントやトラックバックを批判する理由になるのでしょうか。エントリと無関係な広告トラックバックやスパムコメントなどは別としても、エントリに関係があれば少なくとも批判はしにくいでしょう。
意に沿わないコメントやトラックバックを削除することは管理人さんの自由です。ですが、削除をすれば、逆に批判を受ける理由にもなりえます。
コメントやトラックバックの削除は、たしかに炎上や荒らしの被害防止に有効な手段のヒトツではあるでしょう。しかし、万能ではありません。
全てのケースにおいて、"とにかく削除ありき"で対応して、いい結果が出るのかどうか疑問です。そして、自分のブログで実行するだけならともかく、他人にまで「とにかく削除すれば解決するよ」とオススメしまくるのは、ちょっと危うい面もあるのではないかと思う次第であります。
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