「死ぬ死ぬ詐欺」を許さない
まいまいクラブ - ネット君臨 : 掲載記事(1月1日1面)難病児募金あざける「祭り」 by まいまいクラブ
インターネットの利用者は国内で8000万人を超える。便利さや効率をもたらす一方、私たちはネットに依存するあまり、いつの間にか支配され、何かをなくしてはいないだろうか。
危機感を持ったマスコミが、正月から心機一転頑張ろうとしているようです(笑)。
でも、何かが違うとゆーかなんとゆーか、非常な違和感ありあり。
それはそれとして、「死ぬ死ぬ詐欺」に関連して2ちゃんなどを批判する人も、どうも何かが違うとゆーかなんとゆーか、これまた非常に違和感ありあり。
「募金した後は、どう使われるか批判するべきではない」
…うーん(^^;)。
なんのおハナシだったか忘れましたが、ちょっと思い出した(というか思い出しきれてません^^;)のが、以下のようなカンジのエピソード。
A「うちの親が病気で死にそうなんだ。お金貸してくれよ」
B「いいですよ。ほら、どうぞ」
A「ありがとう。恩に着るよ」(A立ち去る)
C「おいおい金渡しちまったのかよ。あいつの親はピンピンしてらぁ」
B「そうですか、病気じゃないんですね。良かった!」
ウロ覚えと言うことさえはばかられるほどのウロ覚えなので、シチュエーションとか色々と全然違うとは思いますが、おおむねこんなカンジのハナシ。あんまし覚えてませんが、たぶん、そこそこ知られているハナシだと思います。
小額ならともかく、億単位の募金を集めて、その後の使途があやふやになるってぇケースは、「めでたしめでたし」とはいかないですよね。
「募金したい人はする。したくない人はしない」
これは正論。
では、何を根拠に募金する・しないを決めるのか?
それは「情報」です。公開された情報を元に、募金する・しないを決めるのが、あるべき姿だと思います。
現状はどうか?
「さくらちゃんを救う会」のケースにおいては、「宣伝力」によって多くの金額が短期間で集められました。「情報」によってではありません。
「さくらちゃんを救う会」が「死ぬ死ぬ詐欺」だとは言いません。
しかし、「さくらちゃんを救う会」のようなやり方を完全に肯定してしまうならば、「死ぬ死ぬ詐欺」の温床が増えてしまうのではないでしょうか。
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Comments
2ヶ月前さくらちゃん基金を作ったらしいのですが、救う会公式サイトで全く報告がありません。謎は深まるばかり。
さくらちゃんを救う会 事務局から
http://www.sakurahelp.com/re-contents/jimukyoku.html
>会計報告(支出報告)を更新しました。 (08年8月3日)
>支出報告を更新しました(6月末分まで)。6月の出納はありませんでした。
日本移植支援協会の基金管理
http://www.ishokushien.com/kaikeihoukoku/sakurakessan.htm
さくらちゃん基金は患者さんのために有効に使われております(下記が明細です)
>2008年6月9日 「恵介くんを助ける会」へ200万円助成しました
>2008年6月9日 「大輔君を救う会」へ200万円助成しました
>2008年6月9日 「美里さんを救う会」へ200万円助成しました
>2008年6月9日 当協会(活動費として)へ200万円を寄付
Posted by: | 2008.08.04 04:19 PM
情報ありがとうございます。
長らく救う会関連の情報は見ていませんでしたが、公式サイトによれば約6000万円の剰余金があるワケなんですよね。
800万円を支出できる「さくらちゃん基金」について、公式サイトには載っていないっぽいですが、はたして…。
Yahoo!ブログ - 「救う会」について考えるブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/sakurarode33
↑
すでにご存知かもしれませんが、色々な「救う会」の様子を見守っておられる方のブログをご紹介。
各方面からの情報も集まりやすいようですので、参考までに。
Posted by: KEI | 2008.08.04 09:52 PM