NHK、六カ国協議を前に「拉致問題にこだわらないよう日本政府を説得できないか」と米次官補に質問
US Department of State - Home Page - Interview with NHK
Christopher R. Hill, Assistant Secretary for East Asian and Pacific Affairs
US Embassy, Tokyo
Tokyo, Japan
February 6, 2007
QUESTION: My friend from the Chinese diplomats, he just mentioned some dissatisfaction over the Japanese Government, you know, insisting on something on the abductees issues. They just always complain that that's an obstacle for the further progress on the Six-Party Talks. So I see some gaps in the perception between Japan and other countries. So how can you just persuade the Japanese Government?
ASSISTANT SECRETARY HILL: Well, you know, I don't know who your friends are in the Chinese Foreign Ministry, but the Chinese Foreign Ministry people I talked to understand that this is a big issue for Japan, and the Japanese Government cannot ignore this issue. So I think the Chinese try to look at these problems with a sense of realism, and the reality is it's an issue. So we'll see what we can do.
特定アジアニュース: HNKが ヒル次官補に質問!
「拉致問題にこだわらないよう日本政府を説得できますか?」
英語力ナッシングなので、特定アジアニュース様から、上記の質疑の部分の日本語訳を引用。
(ざっと見た感じでは、信頼できそうな翻訳だと思いますぅ)
ちなみに、ネタ元のイタビューは米国国務省のサイトからの引用です。
--
クリストファー・ヒル国務次官補 東アジア・太平洋担当
米国大使館(東京)
日本東京都
2007年2月6日
NHK:私の友人の中国人外交官は日本政府の態度に不満を持っていて、日本政府が拉致問題にこだわっていることに不満です。彼らはいつも6者会合の進展にとって拉致問題は障害であると文句を言っており、日本と他の国の間に、この問題でギャップがあります。日本政府に、この点について、貴方は説得できますか?
ヒル:貴方の友人の外交官が中国外交部の誰なのか知りませんが、私の話している中国外交部は、この日本にとって大きな問題を理解しています。日本政府がこの問題を無視できない事を理解しています。中国はこの問題を現実的な観点で解決しようとしていて、実際それは問題なわけです。我々は何が出来るのかを今後知る事になるでしょう。
--
"NHKの受信料は払うべき"
"「犬HK」だとか「N華社通信」だなんて言い過ぎ"
でも、6カ国協議を目前にして、こんな質問をしていたんです。
なんだかなぁ、という気持ちです。
いちおう、引用だけではアレなんで、僕なりに翻訳してみておきます。
--
QUESTION:
(NHK)質問
My friend from the Chinese diplomats, he just mentioned some dissatisfaction over the Japanese Government,
私の友人の中国側外交官達は、日本政府に不満を持っていると話していた。
you know, insisting on something on the abductees issues.
あなたもご存知のように、拉致問題をしつこく主張していることについてだ。
They just always complain that that's an obstacle for the further progress on the Six-Party Talks.
彼ら(中国人外交官達)は、それ(拉致問題)が六カ国協議の進展の障害になっていると、いつも不満を言っている。
So I see some gaps in the perception between Japan and other countries.
なので、私は、日本と他の国との間の理解にギャップがあると考える。
So how can you just persuade the Japanese Government?
あなたは日本政府を説き伏せることができますか?
ASSISTANT SECRETARY HILL:
ヒル国務次官補
Well, you know, I don't know who your friends are in the Chinese Foreign Ministry,
あなたの友達が中国外交部の誰なのか、私は知らない。
but the Chinese Foreign Ministry people I talked to understand that this is a big issue for Japan,
しかし、私が話をしたことのある中国外交部の人々は、これ(拉致問題)が日本にとって大きな問題であることを理解している。
and the Japanese Government cannot ignore this issue.
そして日本政府がこの問題を無視できないことを(中国側も)理解している。
So I think the Chinese try to look at these problems with a sense of realism,and the reality is it's an issue.
中国側は、この問題を現実的視点で見ようとしており、この現実という部分が問題なのです。
So we'll see what we can do.
ですので、私達に何が出来るのか、やがて分かるでしょう。
--
英語能力が無いんで、切るべきでない部分も分割して、ほぼ直訳。理解に間違いが無いかどうか、一部カッコ付けで補足しています。
その他の部分も翻訳してみたいと思ったのですが、能力不足のため断念(爆)。
でも、どうしても気になったので、最後の部分だけ、ちょっと読んでみました。
QUESTION:You may know Ms. Sakie Yokota. She's the mother of one of the abductees. When she met with President Bush, Mr. Bush promised to help her, and also he expressed great concern, great sympathy to her.
横田早紀江さんとブッシュ大統領の面会のことに言及したから、一瞬、"やるじゃんNHK"とか思ったのですが…
So I'm just wondering what sort of help or assistance we can expect from the Bush administration to solve this issue?
ついさっきまで、「日本政府が拉致問題に言及しないよう何とかしろ」とか言ってたのに、それが一蹴されると、「なら、拉致解決のために何してくれるの?」(超意訳)と質問しているといふ…。あつかましいというか何というか。
この質問の少し前に、"My last question"とか言って別の問題について質問して、いったんインタビューが終わりかけたのに、"Let me make a follow-up question about the abductee issue."と、わざわざ拉致問題に突っ込んだ挙句に、上記のように、「何してくれるの?」とかのたまってるワケです。
拉致問題にこだわるのが妥当な方針かどうかはひとまず置くとしても、重要な問題であることは間違いないワケで、そこんトコロはNHK自身も認識しているワケですよ。繰り返しになりますが、それなのに、「拉致問題にこだわらないよう日本政府を説得できますか?」とか言ってたワケですよ。
細かい部分に目くじら立てすぎなのかもしれませんし、"反日マスコミNHK"という先入観を持ってしまっているせいもあるのかもしれませんが、どうにもモヤモヤするインタビューです。
「ニュース」カテゴリの記事
- 自衛隊艦船に激突した韓国籍コンテナ船は管制官の誘導に従っていなかったことが判明(2010.01.12)
- ネットが匿名で良かったですね、毎日新聞さん(2008.11.19)
- 福田マジギレ「あなたとは違うんです」(2008.09.04)
- 民事訴訟通知(最終通告書)(2008.08.06)
- 毎日新聞テラワロスw 変態検索で見事1位獲得!(2008.07.20)
The comments to this entry are closed.
Comments