« えせ同和団体の横行 | Main | 映画「それでもボクはやってない」 痴漢冤罪はやっぱしイヤン »

2007.02.17

映画「あなたを忘れない」はフィクションです

映画「あなたを忘れない」はフィクションです。

ノンフィクションであるかのような記述を探して、今流行り(?)の「コトバ狩り」してみたいと思います。

あなたを忘れない - Google 検索
(2007年2月17日時点、僕のエントリが公式サイトなどに続いて第5位にランクされています(笑))

安倍昭恵のスマイルトーク : あなたを忘れない

6年前、線路に落ちた見も知らぬ日本人を助けようとして亡くなった韓国人留学生、李秀賢(イ・スヒョン)さんのお話です。正義感あふれる爽やかな青年が、将来のこと、好きになった女の子のこと、家族のこと、日本と韓国の関係、日本人と韓国人の違い・・・様々なことを考え、悩みながら真剣に生きていた様子が伝わってきて涙が止まりませんでした。

アッキーさん、タダの作り話なのに、多くのことを読み取り過ぎです(苦笑)。

あなたを忘れない | シネマスクランブル

これはロックとスポーツが大好きだった彼の、26年間を再現した映画。

再現していません(苦笑)。

あなたを忘れない@映画生活作品情報(詳細)
『あなたを忘れない』作品情報@CINEMA COMIN'SOON

イ・スヒョンさんの人生を実話に基づき描いた物語。いわゆる美談ではなく、戦後60年以上経った今でも続く日韓の問題や、国際人としての日本人の質を押し付けることなく訴えている。

"実話に基づき描いた"って、モノは言いようですね(苦笑)。しかも、「日韓問題」や「国際人としての日本人の質」についてまでイチャモンをつけてくるとは。

第19回東京国際映画祭 | 特別招待作品 - あなたを忘れない

これは勇気ある行動で僅か26歳の命を散らした韓国人留学生イ・スヒョンの愛と青春を描く感動の物語。

東京国際映画祭の公式サイトなのに、この映画がフィクションであることを書いていません(苦笑)。

「あなたを忘れない」 支援プロジェクト

人命救助のために自らの未来を犠牲にした彼の行為は強烈な衝撃を与えました。何という勇気。何という精神。「普通の人間なら当たり前のことです」彼の母は、そう言いました。 映画『あなたを忘れない』は普通の若者が生きた懸命な青春の出来事を描くものです。

何という捏造! 「普通の若者が生きた懸命な青春の出来事を描くものです」って、だから、その青春を描いてないんだってば(苦笑)。なにげに、1万円の協賛金を求めた上に、プレミアムビッグコンサートとやらも開催したんだそうで。

黒羽 由美の yumix☆日記: 『あなたを忘れない』コンサート

韓国人留学生、李 秀賢さんの事故にあうまでの人生を描いたのが、今回の映画『あなたを忘れない』なのです。

フィクションだということを分かっていて書いてらっしゃるのでしょうかね。それに、「事故に遭うまでの人生」というほどの大河ドラマではありません。9割方以上は、日本での生活の場面です。

あなたを忘れない (不動前Labs)

イさんのこのまなざしがあったからこそ、この映画が成立していると思います。また、こんな眼の持ち主だからこそ、あんな行動がとれたのだろうなと思いました。

現実のイ・スヒョンさんと、たんなる役者のイ・テソンさんとごっちゃにして考えるのは如何なものかと。

あなたを忘れない - 映画作品紹介

恋に悩み、時に人生に傷つき、それでも夢に励まされる、そんな青春の日々を送っていたのだ。そんな彼が、なぜ異国の地で、自らの命を散らしてまで、見ず知らずの人を助けようとしたのか──?  その答えは、スヒョンの生きた一瞬一瞬に存在しているのかもしれない。彼がいかに自分と家族、そして恋人はもちろん、他人の人生さえ愛していたか、どうやって最後の一瞬まで“生きた”かを、あなたの目で確かめてほしい。

確かめるもなにも、フィクションですから。フィクションの映画を見て確かめた気になられては、イ・スヒョンさんに失礼というものです。

MovieWalker - あなたを忘れない 東京 映画館

留学生として日本に渡った彼の知られざる人柄に迫るドラマ。

どこまでがフィクションなのか分からないのに、その上さらに"知られざる"部分があるなんて、もはやなにがなにやら(苦笑)。

天皇、皇后両陛下が映画「あなたを忘れない」ご鑑賞|皇室|社会|Sankei WEB

「あなたを忘れない」は、13年1月26日、JR山手線新大久保駅で、ホームから転落した男性を助けようとして電車にはねられて死亡した韓国人留学生、李秀賢さんの半生を描いた。

半生を描いてはいません。誤解を与える表現はやめてください(苦笑)。

あなたを忘れない : 象のロケット≪映画DVD総合ナビゲーター≫

実話青春ドラマ。

重大な事実誤認。「実話」ではありません。

文化・韓日の架け橋になって~映画「あなたを忘れない」

彼の生き方を、私たちは決して忘れない。

どこまでがフィクションなのか分からない以上、この作品を見ただけで、「彼の生き方」を分かった気になって賛美するのはちょっとアレです(苦笑)。

あなたを忘れない - シネマトゥデイ

ホームから転落した客を救おうと、線路に飛び降り犠牲となった韓国人留学生の真実を描いた日韓合作映画。

だから、真実を描いていないんだってば(苦笑)

--

キリがなさそうなんで、このへんで。

フィクションかノンフィクションか意識していなかったり、文字数の制限なんかもあるのかもしれませんが、映画紹介の商用サイトなどの「紹介文」が、どうにもアレなのが気になりますね、やはり。

参考:
好き。: [映画]あなたを忘れない ~ 予想以上のヒドさでした
好き。: 「あなたを忘れない」への不審

|

« えせ同和団体の横行 | Main | 映画「それでもボクはやってない」 痴漢冤罪はやっぱしイヤン »

映画・テレビ」カテゴリの記事

Comments

はじめまして。
映画大好きな私でもここまで事実を捏造してまで
実話風に宣伝しまくっているクソ映画は初めて。
フィクションとノンフィクションの区別がついていな
いバカがあまりに多くてうんざりですね。
アベの馬鹿ヨメはまああの程度の理解しかできないでしょう。
それより一番の問題はこのクソ映画を両陛下に見せた
宮内庁、外務省のヘタレぶりです。両陛下とした
いくら映画の内容に頭にきていても悪口は言えない
でしょう。そういう点からも売国官僚の罪は大きい。

Posted by: kabumasa | 2007.02.19 06:38 PM

>kabumasa様
コメントありがとうございます。

この映画を「素直な気持ちで楽しむべき」と無邪気に評価している人が多いそうなことに危機感を持つべきなんでしょうかね(^^;)。

今気になっているのは、日韓合作映画であるこの作品が、いまだに韓国での上映日が決まっていないことです。なんでなんでしょうね~。

Posted by: KEI | 2007.02.20 04:40 PM

☆イ・テソンファンクラブ事務局よりお知らせ☆
イ・テソン ジャパン オフィシャル ファンクラブ事務局の金秀蓮(キム・スリョン)と申します.
公開中映画「あなたを忘れない」主演イ・テソンの日本公式ファンクラブが発足しました.
早速第1回ファンミーティング(3/11 東京渋谷)も決定しています.
サイトプレオープン中の会員登録者の方には
ファンミーティング無料招待他特典も

イ・テソンの応援に是非ご協力をお願いします.
問合せE-MAIL taesung@bwood.jp
URL http://www.taesung.jp

専用バナーはこちらからご利用ください.
http://www.bwood.jp/lee_taesung/

Posted by: キン スリョン | 2007.02.22 03:50 PM

>キン スリョン様

ファンクラブ発足おめでとうございます。
「好青年」と呼ぶのがふさわしい俳優さんだと思いますので、今後とも映画ファンの心に残る作品に出演して活躍してもらいたいと思います。

韓国の俳優さんなので、せっかくファンクラブがあっても日本のファンと接する機会は少なくならないか心配ですが、そこらへんも頑張って下さい。

Posted by: KEI | 2007.03.14 08:04 PM

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 映画「あなたを忘れない」はフィクションです:

» ☆4日目にはブラがきつい!?2カップ以上大きくしたい方限定!? [いつまでも女性が女であるために���お悩み解決堂���]
◎遂に『プエラリア』を超えた!?最強バストアップサプリ誕生! 定価19,740円を"2,980円"でお試し頂けるモニター様大募集! [Read More]

Tracked on 2007.02.17 01:38 PM

» イヤー驚いた。日本蔑視映画「あなたを忘れない」を事実そのままのノンフィクションに近い物だと思い感動しまくっている人たちがいっぱいいるとは [株で儲けて温泉だ]
今日は久しぶりに温泉に入りに行こうかなと思いながら新聞を見ていたら 大阪国際女子 [Read More]

Tracked on 2007.02.19 06:30 PM

« えせ同和団体の横行 | Main | 映画「それでもボクはやってない」 痴漢冤罪はやっぱしイヤン »