テレビ局は「報道機関」なの?
ふと思った。
【テレビ局=報道機関】であると私たちは思い込んでいる…もしくは思い込まされてるんジャマイカ。
広告主やしがらみに縛られたテレビ局が、公正な報道なんて出来るワケがない。
ま、そんなことを言い始めたら、公正な報道が出来る機関なんて存在しえないワケですが。
ともかく…
テレビ局が捏造事件を起こして、それを是正するため政府が規制強化を検討しようとすると、「報道の自由が侵害される」との反発が起こる。
正論のようではありますが、テレビ局の活動を端的に表現するなら、「スポンサーからお金を集めるための営利活動」に過ぎないワケで。これは、テレビ局が行っている「報道」についても同じこと。
菓子メーカー不二家が不適切な商品を大量に流通させていたことが問題になっていますが、昨今問題になっている(というより何度も繰り返されている)テレビ局の不適切な番組の放映についても、「報道問題」として考えるよりも、不二家問題と同様に「不適切な商品を流通させた問題」としてとらえるほうが、コトの本質に近いのでわないかと思います。
不二家問題などを糾弾するテレビ局。問題が発覚した後も汚染された食品などを流通させていた可能性があれば、徹底的にバッシングするワケですが、ひるがえってテレビ局自身はどうなのか。
「不適切な商品(番組)」を公共の電波に乗せて日本全国津々浦々までバラまいておきながら、「自分達は報道機関であるから商品販売はやめない」と豪語しているワケです。
実際のトコロ、どんなにヒドいテレビ局があったとしても、その活動を停止させることはかなり難しいでしょう。たとえば、ビデオ録画するときのことを考えると分かるように、そうホイホイとテレビのチャンネル割り当てが変わっては困ります。
ならば、やはり、捏造番組自体の一定期間休止や、捏造番組と同ジャンルの番組を一定期間放映できないようにするなどの措置をとることが必要でわないかと。捏造番組の休止や打ち切りなどは現在も行われていないでもないですが、あくまでも自主的な措置の範囲内でのことにすぎません。
【テレビ局=報道機関】という既成概念にとらわれて、テレビ局を神聖視しすることに、ちょいと疑問を持った次第。
テレビ局なんて、ある側面から見れば、商品を作って売るメーカーのヒトツにしか過ぎないワケでふ。
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