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2007.06.17

韓国人学生による大量殺人事件は薬のせい?

 まだそれほど期間がたっておらず、結局あの事件が何だったのかよく解明されないまま半分忘れかけておりましたが、今朝の中国新聞(The Chugoku Shimbun)に「バージニア工科大学銃乱射事件」を題材にしたコラムが掲載されていました。ロサンゼルス郊外に住む作家米谷ふみ子(こめたにふみこ)さんのコラムです。

 コラムの内容はおおむね直球勝負なカンジで、暴力的内容のゲームがとか、全米ライフル協会が、とかいったネタが取り上げられていました。ここらへんは、賛成反対はともかく、新鮮味がなく、むしろアレな部分です。

 しかし、僕自身は比較的あっさりこの事件のことを忘れかけていたのでよく知りませんでしたが、抗うつ剤SSRIの影響についての記述が目を引きました。

塩酸パロキセチン(パキシル錠10mg~20mg 等)
パロキセチン - Wikipedia

 効果は次のようなもの。

この薬は、血中に取り込まれて脳に運ばれると、脳内セロトニン神経に存在するセロトニンの再取り込みを阻害することで、脳内シナプス間隙に存在するセロトニン濃度が高まり、神経伝達能力が上がる。その結果として気分を落ち着かせ、気持ちが楽になる。 過剰投与された場合、錯乱、幻覚、せん妄、痙攣が現れることがある。

 副作用などの比較的少ない薬のようですが、自殺に注意が必要との指摘もあるようで。

パキシルは、その服用により自殺を試みる行動が増える傾向があることが確認されており、2006年5月、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、医師に対して、服用者の慎重な観察を求める警告を発表した。 同年6月、日本の厚生労働省も、パキシルの添付文書に「若年の成人で自殺行動のリスクが高くなる可能性が報告されており、投与する場合は注意深く観察すること」との記載を加えるよう指導を行なった。

 そこらへんの真偽は分かりませんが、以下のようなページもあります。

国際評論家小野寺光一の「政治経済の真実」[まぐまぐ!]

そんなのをばらまいたら、米国のコロンバイン高校みたいに、抗うつ薬を飲んでから、ボーリングをやったあとに、同級生を銃で乱射して何十人と殺してしまう馬鹿が日本にも出るはずである。
すでに、似たような事件として、池田小学校の事件があるが。あの犯人は犯行直前にパキシル等服用していたと確かフライデー等に報道されていた。 もちろん、犯人自身にも問題はあるのだが、もっとも問題なのは、抗うつ剤が、 その犯人のもともともっている「暴力的傾向」や「狂気」を増大させて、「実際の殺人」へと踏み切らせてしまうという点である。
実は、この抗うつ剤と、犯罪との関係については、図星であるため、もし犯罪者が、その薬をとっていても、そのことを報道しないでほしいという申し入れが存在しているという話をきいたことがある。
なにしろ、西鉄バス事件や、ANAのっとり事件の犯人、親殺しの馬鹿息子、塾でけなされたからといって、塾で小学生の女の子を殺してしまった馬鹿大学生と、みんな実は新型抗うつ剤をとったあとに、衝動的に殺人をしてしまっているのだ。 つまり最近の猟奇的殺人が激増していることにはきちんと原因が存在しているのである。

 …うーん。これを読むだけだと、なんとなくたんなる陰謀論っぽくも思えます。精神疾患系の薬に限らず、多かれ少なかれ、重大な副作用は出る可能性はあるとは思いますが。

 まぁ、ここらへんの真偽も分からないので、これも放置(「まぐまぐ大賞政治部門第一位!」のメルマガらしいですが)。

 前置きが長くなりましたが、最初の米谷ふみ子さんのコラムに戻ります。これが掲載された中国新聞(The Chugoku Shimbun)は広島県を中心に発行されている新聞で、平成19年現在の発行部数は広島県で約65万部です(中国新聞発行部数)。他のもっと大手のメディアでも報道されていたのだろうとは思いますが、早くも騒動が収束に向かっているかのような「タミフル騒動」にも、再び目が向けられればと思います。

 なにわともあれ、精神疾患のある人が"薬"を投与されることによって事件を起こした場合、間の"薬"の媒介を抜きにして、【精神疾患=事件】として報道されるのだとしたら…。これは、ほぼ全ての人にとって不幸といえるのではないでしょうか。

 

 それはともかく、この米国在住の米谷ふみ子さんのコラムでもう一点気になったのが、次のような米国事情の報告。

新聞やテレビ、一般アメリカ人の意見は「韓国人家庭は男の子に一流の大学に行くよう圧力をかけるので、彼はこもってしまい友達がいなかった」が主流

 これに対する米谷さんの反論は、"「私の観察」ではそうではない!"という、やや弱々しいものでした。

 まぁ、韓国の社会と結びつけて考えるべきかどうかはともかく、この事件に対する韓国のメディアの反応やら、「チョ容疑者の暴発に、日本の若者の残虐な犯罪が重なってみえる(by東京新聞)」魚拓は東京新聞によって削除されています)といったこじつけのような結論が付け足されたコラムには首をかしげざるをえないのも事実ではあろうかと思いますが。

「製薬会社による陰謀説」に関しては、ちょっとありそうで怖いなぁとか思ったりも(「精神科医たちは製薬会社から接待や後押し」を受けている、と米谷さんは指摘している)。日本では独自の薬や医療器具を開発する会社が少ないらしく(日本の制度の弊害)、海外のモノに依存するしかないのが実情だったりするようですし。

参考:
韓国ソウル新聞 バージニア工科大学銃乱射事件の風刺漫画を、犯人が韓国人と判明して急遽差し替える
Think Ahead 韓国人虐殺事件の余波
( ;^ω^)<へいわぼけ: 日本の皆様、韓国の新聞に載せた惨殺事件を茶化したマンガを世界中にばらまかないでください!

 

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Comments

これはなかなか興味深いエントリですね。
自殺行動=リストカットとかでしょうか。
最近、鬱病だ鬱病だオーバードーズだと
クスリ自慢をしてる方々がいますが
関係がかなりありそうですね。

Posted by: hg | 2007.07.24 at 01:19 PM

hg様
コメントありがとうございます。

真偽の分からない部分もあるので、そこらへんは差し引いておくにしても、自分たちの生活にも関係することとして日頃から意識しておくべきことかもしれませんね。

"精神に影響する薬なんて自分には関係ない"という風に考えたり、逆にhgさんのおっしゃるようにクスリ自慢をしたりすることも、問題を埋もれさせる結果を生むのではないか、とか思ったりも。
少し話は違いますが、お酒を飲んで記憶が無くなったということを自慢する人間の何と多いことかと小一時間。薬物は何と容易に脳に影響を与えることかと、驚くばかりです。

僕はただの野次馬なので薬の影響のことなどは分かりませんが、自殺衝動も"内"に向かえばリストカットでしょうが、"外"に向かうこともあるのではないかと。

Posted by: KEI | 2007.07.30 at 03:19 PM

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