沖縄11万人集会・GLAY20万人コンサート比較
まずは次の画像を見てくらはい。
(クリックで拡大)
(地図の投影法による差異を調整しました。厳密には精確な地図ではありません)
左半分が、先日沖縄で行われた「「11万人」が結集した沖縄県民大会会場の宜野湾海浜公園です。右半分が1999年に行われたGLAY「20万人」コンサートの会場となった幕張メッセ駐車場です。
赤く塗りつぶしてあるのは、実際に集会・コンサートが行われたと思われる部分です。
・沖縄県民集会の会場面積は約2万5000平方メートル=2.5ha
・GLAYコンサートの会場面積は18.5ha
なんか、数値と地図だけで比べてみると、違和感バリバリですね。どっちかが大嘘をついているとしか思えません。
(「両方とも嘘」とかゆー意見はひとまず却下ですぅ^^;)
で、実際にその会場はどのような様子だったのでしょうか? 下にいくつかリンクさせて頂きますが、気になる方はGoogleなどで検索してみて下さい。
沖縄:11万人結集画像1、11万人結集画像2、11万人結集画像3、11万人結集画像4、11万人結集画像5
GLAY:20万人結集画像1、20万人結集画像2
県民大会に結集した数万人の市民
数万人の参加者が詰めかけた県民大会会場=29日午後2時20分、宜野湾海浜公園(本社チャーターヘリから伊禮健撮影)
草莽崛起 ーPRIDE OF JAPAN 集会の虚構と実体-沖縄教科書検定問題-
私の周りでは左側と前にスペースがあった。会場内では日傘を射している人が居て、それが視覚を遮るために空きスペースが出来た。
多久氏は大会当日、会場に開会二時間前に到着し、場内を歩いて実測。「大会ではほとんどの人が座っており、せいぜい一、二万人だろうと見たが、写真に写った数もそれを裏付けた。もちろん参加者全員が写真に写っていないという反論が出るだろうが、周辺を入れても一万五千人、多く見積もっても二万だ」と語る。
コンサート会場と言っても、席が用意されている訳ではない。柵で、30メートル四方くらいのブロックが区切られているだけで、そのブロック毎に、ざっと500人ほどの人が押し込められる。ブロックの中では、早い者順で、どこに自分の居場所を定めても、構わない。しかし、皆が、地面に坐ると、足の踏み場もないほどの人口密度である。会場全体を見渡すと、長方形の会場の片端にしつらえられたステージから、最後部までは、1キロほどもあろうかという広さである。
多くのメディアは当日の模様を報じ、スポーツ紙のみならず一般紙の1面に掲載されるなど、社会現象になった。 動員数20万人は単独アーティストによる有料コンサートの中でも世界最大級であり、“20万人ライブ”と通称された(ファンやメディアだけでなく、GLAY本人たちもそう呼称する)。
ちなみに、沖縄県民集会における「11万人」の集計方法は以下のようなものだったそうです。
沖縄教科書抗議集会、参加者は「4万人強」 主催者発表11万人にモノ言えず (1/3ページ) - MSN産経ニュース
大会事務局幹事の平良長政県議(社民党)は、算出方法について、「一人一人をカウンターで計算しているわけではない。同じ場所で開かれた12年前の米兵による少女暴行事件の集会参加者数8万5000人(主催者発表)を基本にした。当時に比べ、会場周辺への人の広がりは相当なものだった」と語り、主に日米地位協定の見直しを求めた平成7年の県民大会の写真と比べながら、算出したと明かした。
参加者を大量動員した連合沖縄は「自治労沖縄県本部や連合沖縄から応援を出し、10人ぐらいで会場周囲を歩いて、入り具合をチェックした」(幹部)としている。
サイレントマジョリティを見逃さない暖かい集計方法に感服する次第であります(苦笑)。
沖縄県民大会の参加者は、会場に入り切らなかった人を含めると12万人に達するという。加えて、先島諸島の2会場では6000人が参加した。実に、県民の10人に1人に上る大結集だ。
社民党のサイトから引用させて頂きました。これは、さらにサイレントマジョリティを重視した文章。
この文章を読むと、まるで【12万人+6000人】だったかのように感じられませんか?
中核派でさえ、【11万人+6000人】だったと言っているのに…
社会党、ぢゃなくて社民党! おまいらどんだけ前のめりなんだよ!!ってカンジですぅ(^_^;)。
ホント、次の沖縄集会が楽しみで楽しみで仕方ありませんよ。
今回は「12万6000人」だったとゆーことだそーなんで、次は一気に「20万人」でGLAY超えですか(笑)?
皆さんも「11万人」というフレーズを覚えておいて下さい。そして、次に何か集会が開かれた時、「主催者発表」でどんな数字が出てくるのか注目しておきましょう。
追記:
「延べ人数で11万人だったのでは」という主張もあるようですが、上に引用した大会事務局幹事の平良長政県議(社民党)さんの発言を読んでみて下さい。「平成7年の県民大会の写真と比べながら、算出した」と言っています。つまり、主催者側は「いっぺんに11万人が集まった」という認識である、と考えるのが自然ですね(平良県議(社民党)は大会事務局幹事です)。
あと、「11万人」を喧伝する方は「沖縄県民の10人に1人が参加した計算になる」と言っています。このことと、"のべ人数だったこと"が主張として両立するでしょうか? しませんよね? もしするならばゴメンなさい(^^;)。
余談ですが、平良県議(社民党)の説明には、"巧妙な逃げ道"が用意されていると妄想させて頂いております。「もし11万人という集計が間違いであったとしても、平成7年の県民大会の集計が間違っていたことが原因なので、今回の誤集計は許されるべき」というカンジ。
沖縄タイムス 教科書検定意見の撤回を求めて集まった11万人が、一斉に「ガンバロー」を三唱した
教科書検定意見の撤回を求めて集まった11万人が、一斉に「ガンバロー」を三唱した=29日午後4時40分、宜野湾海浜公園(宮里政史撮影)
「延べ人数派」は、沖縄タイムスに抗議してください。"11万人が、一斉に「ガンバロー」を三唱した"なんて言ってますよ。「のべ11万人」が真実であると仮定すれば、この記事は、マスコミによる歴史捏造の証拠です。
この記事にも、"巧妙な逃げ道"が用意されています(巧妙というほどではないか^^;)。「一斉に」はあくまで「ガンバロー」を三唱したことにかかっているのであって、「11万人が一斉に」という文章になっていません。しかし、この文章を読んだ多くの人は、"11万人が一斉に"「ガンバロー」を叫んでいる様子を思い浮かべることでしょう。それがこの記事のポイント。さすがプロマスコミ(笑)。
のべ人数ならのべ人数で、のべ人数で発表するのもアリだと思うのですが、それならそれで「延べ11万人が集まった」と発表すべきでしょう。
ま、「のべ人数」だと、会場を出入りした同じ人間も別カウントすることになるので、主張の根拠として弱くなるのが難点ですね。
動画ソースなどがないのでアレですが、大会の途中で「参加者が12万人に達しました」みたいなアナウンスが流されたとゆーブログ記事も目にします。誰かソース持ってないかなぁ…。
NO SMOKING | “オタクの祭典”コミケ開幕 東京ビッグサイト
スクアニ! - 涼宮ハルヒ同盟 ブログ支部 - コミックマーケット70 1日目レポート
ちなみに、「のべ人数」で1日10万人強のイベントの例としては、コミケあたりが最適でしょうかね。
朝日新聞「沖縄集会は11万人参加」に対するイベント屋としての考察 - THE SHOW MUST GO ON [ITmedia オルタナティブ・ブログ]
宜野湾の大会に「延べ人数」で11万人が参加。そのうち10万人がバスを利用したとすると、「延べ20万人」となりますね。バス1台が50人を運ぶとすると、「延べ4000台」っつー数字になります。この半分だとしても、「延べ2000台」。沖縄のバス会社大忙し。
ちなみに、「バス到着→乗客乗降→発車」というプロセスにかかる時間を3分と仮定すると、一箇所のバス停から1時間に発着できるのは20台となります。「3分」とゆー仮定が長すぎるようにも思いますが、料金収受が不要(ただし往路のみ(あ、チャーターだから行きも帰りもフリーか^^;))とわいえ、当然「満員」という想定ですから、むしろ短いくらいではないかと(一人乗るのに1秒としても50秒(もしくは出入り口を同時に活用して25秒)かかる)。乗降所が10ヶ所設けられていたとすれば、10時間で2000台さばけます。ああ、なんか4000台くらい可能なような気がしてきました。
参考:
札幌駅前バスターミナル
乗り場は18箇所。一日の発着便数約1500(発便750 着便750)。
ま、那覇市内の沖縄県庁前から宜野湾市海浜公園多目的広場までの距離は約10km。歩いても3時間ほどで到着するでしょう。そっか、29日はウン万人が那覇から宜野湾までウォーキングしてたんですね。それなら筋が通ります。それに、沖縄県庁なぞを想定せずとも、海浜公園にもっと近いところにお住まいの方も多いでしょうし(宜野湾市の人口は約9万人)。
あと、自家用車利用という手もありますが、宜野湾市海浜公園の駐車場台数は350台。1台に5人乗ってきたと計算しても1750人にしかなりません。周辺の高校や近辺のスペースを利用して1000台分が確保されていたとしても、ピストン輸送が無かったならば5000人です。自家用車利用者は、大勢をくつがえすほどの数はいなかったとみるのが妥当でしょうか。
ちなみに、航空写真などを見ると、自家用車用の駐車場は少なくとも半分は空いてそうなカンジです。
「途中参加」や「中途退席」も含めて11万人だとゆーハナシもあるようですが、会場に同時に集まったのが2万人だとすると、実に9万人が途中から参加したり、途中で抜けちゃったとゆーことになりますよね。仮にそれが真実であれば、堂々と「11万人の大結集!」と豪語するのは如何なものかと。あと、そんな三々五々な集まり方では県民の気持ちをアピールするにはインパクトが不足するので、今後の大会運営の反省材料にしたほうがいいと思います。コンサートやお祭りじゃないんですから、参加者の8割が途中で帰っちゃったりするようでは、運営方法に問題があると言われても仕方が無い部分もあるんぢゃないかと。
それと、上の「延べ人数」のくだりで書いたこととかぶりますが、「中途退席」などを含めたとゆー場合、「写真から算出した」とゆー社民党議員さんのハナシと辻褄が合いにくくなります。
県民大会写真集「沖縄のうねり」
琉球新報は、今回の大会の「写真集」をすでに発売しています(9月29日に大会開催。写真集発売は10月10日)。
大会当日の早い時間帯から遅い時間帯まで、航空写真を含め数多くの現場写真を撮影していることでしょう。ネット上に出回っているような画像とはくらべものにならない高画質の航空写真があるワケですから、かなり正確な人数を把握できるハズですし、しているハズです。写真からは、「会場周辺」にいたサイレントマジョリティ(笑)の密度なんかも分かるハズです。それなのに、なぜ「主催者発表」の数字しか報道しないのか。
(写真集を買って人数を数えてくれるネトウヨはいねぇがぁ?(爆))
今回のこの報道は、沖縄だけの問題ではありません。
政治的意図のある大会が行われた。報道される動員人数は主催者発表の数字のみ。首相や国会議員は「○万人」を理由に、その意図に乗ることを是とする。各マスコミは(産経も含めて)きちんとした検証をしようとしない。
(この「政治的意図」が善意だろうと悪意だろうと右だろうと左だろうと沖縄関連であろうとなかろうと、人数の検証とは別問題です)
絶望した! 主催者発表鵜呑みのマスゴミに絶望した!
2008.1.5追記:
比較用に用意した地図の縮尺に差異があった点について、言い訳(爆)しておきます(ちゃら様ご指摘ありがとうございます)。
千葉市美浜区周辺地図 - 生活地図サイト MapFan Web
沖縄県宜野湾市周辺地図 - 生活地図サイト MapFan Web
僕の不注意が最大の原因なのですが、利用した地図自体の「仕様」も原因のヒトツでした。
上記のリンク先、それぞれの地図の左下の「L字スケール」と、その下の「INCREMENT」の文字にご注目ください。千葉の地図では、100mの終端がNまで伸びていますが、沖縄の方ではEまでしか伸びていません。この「仕様」による差異を見逃していたワケです。
これは、おそらく「投影法」による差異だと思われます。
参考:
正距円筒図法 - Wikipedia
メルカトル図法 - Wikipedia
ここギコ!: いわゆる「地図サイト」の座標系って?
僕の文系脳をフル回転させて一言で言い表すと、「赤道から外れるほど縮尺が横に広がる」といったカンジでしょうか。
沖縄側の地図を小さく表示していることに他意が無いことを、グダグダと言い訳させて頂いときます(^^;)。
「投影法」(測地系とか座標系とか?)による差異自体、想定外だったんです><
この差異の仕組みを理解しきれてませんが、千葉側の地図を、横に縮めたモノに差し替えました。これで比較用の目安としては、前より幾分マシにはなってると思います。
お詫びにというわけでもありませんが、宜野湾市海浜公園に実際に行ってきたお。
2009.5.21追記:
「さよなら絶望先生(第17集)」を購入したところ、「うるう人(うるうじん)」という概念が紹介されていました。「閏年(うるうどし)」とかの「うるう」ですね。
少し前まで、プロ野球の観客動員数は水増しされた数字が通例であり、東京ドームだと毎試合毎試合ジャスト5万5000人などと発表されていましたが、それは「うるう人」が観に来ていたからだそうです。
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Comments
トラックバック有難うございます。
11万人の根拠についてのご高察、なかなかのものですね!
たしかに11万人が一斉にガンバロー、は私も無理があるかと思います。
ですが、人員の輸送手段に感想を述べさせてください。
バスの運送だけでは、これだけに人員を輸送するのは確かに無理があるでしょう。
そこで自動車なのですが、確保されていたのは会場の駐車場だけではないのです。
実はマイカーでに来た人で、会場の駐車上を利用できたひとは、ごくわずかなのです。
会場へ向かうマイカーは、牧港交差点をすぎたあたりで、係員により別の場所へ誘導されていました。私はバイクでしたので、その場所には誘導されませんでしたが、おそらく海岸付近に設けられた特設駐車場でしょう。
で、自家用車できた人の殆どは、そこから徒歩で会場に向かっていたのです。当然開始時刻には間に合わない。あとから押し寄せてきた人々なのです。
たしかに主催者側は、当日はバスを利用するように呼びかけていました。しかし沖縄県人の県民性、実はかなり不精です。すぐ近くへ移動するのにも歩かない。マイカーやバイクを利用するのです。ですから、主催者のそんな呼びかけも無視して、どんどんマイカーとミニバイクで押し寄せてくるわけです。
結果、特設駐車場にも収まらず、会場周辺にも自家用車があふれ、会場周辺の道路は、路上の違法駐車で、数珠つなぎ状態でした。 そう、沖縄の人はずぼらなのでこんな時でも、マイカーを利用するのです。
警察もこの日は、会場の人員誘導で手一杯で違法駐車の摘発は、やっていなかったはずです。
あと、私のようにミニバイクもできた人達も会場周辺にかなり駐車していたのです。
沖縄の人はとにかく歩きたがらない。だからミニバイクの普及率が異常に高いのです。 近くの歩いて1分ほどのコンビニに行くのにも歩かない。バイクを利用するのです。
そんなわけで会場周辺には、自家用車とバイクの違法駐車であふれかえっていたわけですね。
ですから、自家用車やバイクの数を会場の駐車場の収容台数だけで割り出すと、これも全く誤った数字になってしまいますので。念のため。
Posted by: 週末境界人 | 2007.11.11 01:08 AM
週末境界人さん、コメントありがとうございます。
現地におられた方の貴重なお話を書いて頂き、嬉しく思います。
沖縄には何度か訪れレンタカーを利用しているので、車事情のことは何となくですが分かるような気がします(^^;)。
たしかに僕のエントリでは、マイカー等についての記述は気合が足りませんね(爆)。
とはいえ、違法駐車も大勢に影響を与えるほどとは思えません。
たとえば、1kmにわたる違法駐車の列があったとしても、その台数は200台にしかなりえません(車の全長を4m、車間距離を1mと仮定)。1台につき5人が乗っていたと仮定して、ようやく「1000人」です。
違法駐車の二輪が1000台いても、参加人数は「1000人」しか増えません(二人乗りしていても2000人。三人乗りで3000人(爆))。
…
「参加人数が2万人であろうと4万人であろうと、今回の大会の価値がゆらぐことはない」
そういう意見をよく目にしますが、これには僕も同意見です。
ただし、それには前提条件があります。「はじめから、正確な参加人数が発表されていたならば」という条件です。
「11万人」と言っていたのに実は「4万人」だとなれば、「なんだよそれ」と思ってしまう人が出てくるのが当然の流れです。
沖縄県民の方々は、いいかげんな参加人数を発表した主催者や、その数字を何の検証もなしに報じ続けているマスコミに対して、批判の声をあげるべきだと思います。
彼らによって、多くの沖縄県民が参加した大会の価値に「疑問符」がつく結果になっているのです。
県外の人間が軽々しくこんなことを言うのもなんですが、戦前・戦中・戦後と、「いつわりの発表」によって被害を受け続けてきたという側面が、沖縄にはあると思います。
「目的が正しいのだから、どんな手段も正当化される」
そんな欺瞞を見逃していていいとは僕は思いません。
Posted by: KEI | 2007.11.12 05:44 PM
コメント追記です。
マイカー(5人乗り)で会場近辺まで行き、ドライバー以外の4人をおろして走り去るという手もありますが、「渋滞がひどかった」という状況を強調すればするほど、この説は説得力が無くなります。
(わざわざ会場と離れた場所にマイカー駐車場を設けてまで「バス利用」が呼びかけられていたのはなにゆえなのかということです)
それと、「違法駐車」を利用して参加した人数が1万人くらいいたという仮定もアリだとは思いますが、この場合、「沖縄県民の100人に1人が違法駐車をした」ということになってしまいます(同乗者は法的には無罪かもしれませんが、倫理的には同罪ですよね)。
「県民大会のためなのだから違法駐車は許される」というスタンスをかかげることは、大会の価値を損なう行為でしかありません(週末境界人さんは、そんなスタンスではないと思いますが)。
Posted by: KEI | 2007.11.17 12:28 AM
TBありがとうございます。沖縄集会の参加実数についての考察、大変興味深く読ませていただきました。
コメント欄で述べておられる
>沖縄県民の方々は、いいかげんな参加人数を発表した主催者や、その数字を何の検証もなしに報じ続けているマスコミに対して、批判の声をあげるべきだと思います。
>彼らによって、多くの沖縄県民が参加した大会の価値に「疑問符」がつく結果になっているのです。
に、とても共感を覚えました。
「サイレント・マジョリティ」そんな概念があるのかと勉強しつつ、皮肉のスパイスに笑わせていただきました。
おもしろい記事を読ませていただきました。ありがとうございます。
Posted by: birds-eye | 2007.12.24 06:49 PM
birds-eye様、コメントありがとうございます。
この県民大会の件は、「参加者数」という計測困難な事象を扱うことになるのでややこしいハナシになってますが、これを「署名者数」に置き換えて考えてみれば分かりやすいと思います。
もし、とある大会で集めた「署名者数」が水増しされていたことが発覚したとすればどうなるか。批判が出てきて当然ですよね。
「ノイジーマイノリティ」というコトバは、少なくとも日本ではあまり良いイメージでは使われてませんよね。
大雑把な主催者発表のせいで、[沖縄県民大会の主催者=ノイジーマイノリティ]という認識が、多くの日本人の間に広まってしまっているのではないでしょうか。
どうして「議論」するのか? 白鳥一声/ウェブリブログ
あ、↑このエントリ、すごく共感して読ませて頂きました。
Posted by: KEI | 2007.12.26 04:24 PM
「ノイジーマイノリティ」こちらも知りませんでした(汗) 勉強させていただいています。
う~ん、僕は主宰者よりもマスコミに責任があったかな、とも思っていますが。主宰者が参加者数を過大に公表するのは(程度にもよりますが)そんなものかなとも思うので。“仲人口”じゃありませんけど、笑って聞き流す類のことだと思っています。
が、それを検証せずに報道したマスコミは、報道姿勢としてよろしくないかと。
教科書問題で揺れているときに、撒かなくて言い諍いの種を撒いた失敗は、ちょっと苦々しく思っています。
僕のエントリのこと、ありがとうございます。政治問題を扱っているとしばしば人と意見が食い違うので。「意見の違い」があっても相手を人間的に認められる技を磨きたいと思います。
Posted by: birds-eye | 2007.12.28 06:07 PM
>(言うまでもなく同縮尺の地図です)
と書いてありますが同縮尺ではありません。宜野湾海浜公園の方が1割ほど小さくなっています。訂正したほうがいいんじゃないでしょうか。
Posted by: ちゃら | 2007.12.30 01:19 PM
>birds-eye様
たしかにマスコミの姿勢にも疑問符を付けざるを得ないですよね~。
かつて森元総理が言った「無党派層は寝ててくれればいい」というぼやきに象徴されますが、「サイレントマジョリティ」は、「マスコミ報道」や「主催者発表」によってどちらの側にも転びうる(利用されうる)危うい側面があると思います。
たかが主催者発表、されど主催者発表。
今後もこの問題には注目し続けたいと思います。
>ちゃら様
ご指摘の「縮尺」の件についてですが、たぶん別のサイト様と勘違いされてるんじゃないでしょうか(^^;)?
小野マトペの業務日誌(アニメ制作してない篇)
↑
たぶんコチラのサイト様だと思うんですが。
Google Earthを使ったことがある方なら分かると思いますが、マウスでぐりぐりと操作してるだけだと、縮尺をきちんとそろえにくいんですよ、あのソフト。
ですから、他意があっての間違いではないと思います。
(ちなみに、僕のサイトで取り上げているのはGLAY20万人ライブin幕張、あちらのサイト様は10万人ライブinUSJです)
県民大会については、古舘伊知郎とかが、11万人でも2万人でも本質に変わりはないと言っています。
訂正するに越したことはないですが、1割くらいは誤差の範囲として丸くおさめてもいいんじゃないでしょうか(^^;)。
Posted by: KEI | 2007.12.30 07:28 PM
KEIさん返事ありがとう。リンク先のブログもこちらと同じグーグルの地図を使っているので宜野湾海浜公園の方が1割程小さいですね。それと、縮尺をそろえてほしいと言ってるわけではないのです。ここまできちんと検証しているのに
>(言うまでもなく同縮尺の地図です)
これはないだろ、と思っただけです。
Posted by: ちゃら | 2007.12.31 01:21 PM
>ちゃら様
文言削除しておきました。
ちょっとした手間を惜しんでいては、駄目ですね(^^;)。
近いうちに画像も訂正版をアップします。
Posted by: KEI | 2008.01.01 09:21 PM
何が、言いたいのか???
なぜ GLAYと比較するのか???
意味分かりません???
Posted by: 暇人 | 2008.01.20 03:20 AM
>暇人様
コメントありがとうございます。
>なぜ GLAYと比較するのか???
「主催者発表」と「実態」との乖離を指摘するためです。
人間というのは実体をともなった存在(だと思われる)ので、会場面積と参加人数には、単純な比例関係があります(密度や入れ替わりなどの変数は考慮せねばなりませんが)。
その物理法則を無視して主催者発表人数が膨れ上がるのは好ましくないと思うので、色々と考えてみるための材料として比較してみたワケです。
好き。: 会場面積と参加人数の目安
盛況なイベントであれば、「1平方メートルあたり1人」前後が目安かな、と。
好き。: 仲井眞沖縄県知事「15万人、いや、20万人いたかも」
ちなみに、主催者側の人間である仲井眞沖縄県知事もコンサートと比較していますよ。
まあ、そのうちセカンドライフ内で県民大会とか開かれるようになるかもしれないですから、「主催者発表」なんて、ますます意味の無いものになっていきかねないですけどね。
Posted by: KEI | 2008.01.21 10:23 AM