« 同胞からの「略奪」を韓国は望むのか? | Main | 「らき☆すた」で町おこしに暖かい目を »

2007.11.26

韓国アシアナ航空へ、鳥取県は毎年2億円を貢ぐのか

 わざわざ取り上げるには時期を逃してしまったニュースですが、あえて時間差で取り上げておくことも、"風化"を防ぐ方策なのさと自己弁護♪

「アシアナ航空、赤字増の米子-ソウル便を休止」ビジネス‐メーカーニュース:イザ!

山陰両県(鳥取、島根)で唯一の国際定期便、米子-ソウル便を運航するアシアナ航空(本社・ソウル)が、10月末で同路線を休止する意向を鳥取県に伝えていたことがわかった。(中略)県は米子空港の利用料など毎年約7000万円の運航支援を行っているが、それを含めても赤字が増大しているという。

 赤字で撤退したいと言っている韓国の航空会社をなだめるため、鳥取県必死です。


中国・四国エリアページ

Banner_small


鳥取県の学生への偽史洗脳工作:イザ!
↑こちらのサイトの分析が詳しいです。

アシアナ航空側の運用の都合と鳥取県の役人や経済界の見栄で機材を大型化し、A320になったと思われますが、このようなことで見かけ上の搭乗率が下がり、鳥取県民の貴重な税金が垂れ流されるのではたまりません。

 まぁ正直、機材を小型化しても黒字化するかはビミョウかと(^^;)。

米子-ソウル便運休保留の経緯/とりネット/鳥取県公式サイト

米子-ソウル便は、今年になってからは同社の日韓19路線のうち最低の搭乗率で、次点と比べても大きく差がついていること、路線の毎月の赤字が1000万円、就航以来の累積では約4億円の赤字になる見込みであること、近年アウトバウンド(日本から韓国への旅行)の利用の落込みが激しい上、韓国からの訪日観光客が全国的に増加している中でインバウンド(韓国から日本の旅行)も伸び悩んでおり、改善の目途が立たないため、これ以上看過できないと判断されたことが示されました。

 ここらへん、"国際線の意義"をどう判断するかでしょうか。

 東京などの都市に住んでいるような人などからすれば、「そもそも鳥取なんかに空港不必要でしょ」「採算が合わないならすぐ切るべし」みたいな意見が多く出そうです(偏見?)。
「広島西飛行場問題」を抱える広島市民としては、鳥取県の"未来に向けた努力"を支持したい気持ちもあります。

 とはいえ、「利用率が低迷して赤字続きで困ってるんですよ」と言いながら、さらに大型に機材変更されてるところとか、なんか腑に落ちません。
 もちろん、持っている機材は順次更新され続けるわけですし、このことだけをみてアレコレ言えない面はあるとは思うのですが、それでもどうにも納得できない部分です。

ニュースの焦点 米子-ソウル便税金投入 県民理解得られるか

 県議会に提案されている支援策は、十月二日から来年三月末まで赤字を補てんする運航費支援補助金と、韓国旅行の促進策や韓国人観光客誘致策を実施する関係団体への負担金(二千三百十五万円)。
 特に議会の意見が割れているのが支援補助金で、目標搭乗率の70%を下回った場合、一座席につき単価の四分の三(九千円)を県がアシアナ航空に支払う仕組みだ。仮に利用率が50%の場合、補助金額は半年間で約五千万円に上る。
 二十日の県議会企画土木常任委員会では、支援額が着陸料や空港ビル使用料の減免などの当初予算(八千七百万円)と追加予算を合わせて一億八千万円に上るとして、福本竜平議員が「投資に見合う効果があるのか」と指摘するなど、費用対効果の面で支援策に難色を示す声が上がった。
 浜田妙子議員は、他県を大幅に上回る約一億円のソウル便支援額を毎年計上してきたことに触れ、「策が功を奏していない。ここが足りないから、ここに使うということがないと、支援策も無駄に終わる」と批判した。

 アシアナ航空に渡すことになる金額は、年間7000万円だとかゆー話もありますが、最大で2億円近くにもふくらむ可能性があるようです。
 航空路線ってのは、こーゆー赤字補填式での運営ってのがありがちなんでしょうか? だとしも、さすがにこれはちょっと…(^^;)。

平井伸治知事は県議会で「数字だけではない。国際定期路線が開かれていることで、鳥取県が環日本海時代の拠点としてステータスを得ることができ、企業誘致の際のアピールポイントになる」とソウル便の価値を訴え、支援策への理解を求めた。

 数十年後には、広島が逆立ちしてもかなわないほどに鳥取が活況を呈している状況もありえるでしょう。しかし、もうちょっと足元を固めることに専念し、向こうから「鳥取に路線を開設させてください」と言ってきてくれるような状況を作ることに力点を置いたほうがいいんじゃないかと思ったり(ここらへんは、言うは易しですが^^;)。

歳入状況(最終見込み)/とりネット/鳥取県公式サイト

 鳥取県の歳入は、年間約3500億円。そのうちの2億円を、どっかの外国企業にわたす。

 これは、"鳥取の未来を見据えた投資"なのか、"鳥取の未来に赤字を残す"だけに終わるのか。

 路線を廃止すれば2億円をわたす必要は無くなるんでしょうから、すぐに「効果」は出るにせよ、それでいいのかどうなのか。

 同じ中国地方の一員として広島も他人事でないだけに、気になる問題です。


鳥取砂丘名産!パリッと美味しい!砂丘らっきょう

|

« 同胞からの「略奪」を韓国は望むのか? | Main | 「らき☆すた」で町おこしに暖かい目を »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 韓国アシアナ航空へ、鳥取県は毎年2億円を貢ぐのか:

» ミジャイン黄土パック [ミジャイン韓国発ミジャイン黄土パック]
韓国女優のキレイの秘密は韓国コスメミジャイン黄土パック! [Read More]

Tracked on 2007.11.28 12:54 AM

» ソウル便存続のために、韓国人観光客に観光施設無料開放 [好き。]
中国新聞 地域ニュース ソウル便促進で3施設無料化 島根、鳥取の山陰2県で唯一の [Read More]

Tracked on 2008.04.05 04:28 PM

» 金沢~釜山フェリー利用者数、目標の1%にまで落ち込む [好き。]
特定アジアニュース 石川県初の国際定期フェリー「金沢港⇔釜山港」の就航から2週間 [Read More]

Tracked on 2008.07.04 08:12 PM

« 同胞からの「略奪」を韓国は望むのか? | Main | 「らき☆すた」で町おこしに暖かい目を »