沖縄県民大会の会場に行ってきました
以前にアップしたエントリで、地図の投影法による差異を考慮していない比較画像を掲載してしまっていたので、このエントリにも調整した画像を再アップしておきます。
まあ、不正確だったものを横に伸び縮みさせても不正確さに輪をかけるだけかもしれませんが、視覚上の大雑把なイメージ比較用と割り切って、お目こぼしを頂ければと思います(汗)。
今回の沖縄旅行では、県民大会写真集「沖縄のうねり」もゲットしてきました。
おもろまちの那覇メインプレイス内の本屋で、10冊くらい平積みされてました。2007年10月10日第1刷、2007年11月7日第2刷発行となっていて、僕が入手したのは第2刷でふ。
「9・29検定撤回県民大会実行委員会構成団体」として、以下の団体名が書かれていました。
沖縄県婦人連合会
沖縄県遺族連合会
青春を語る会(9つの元女子学徒隊で構成)
ひめゆり同窓会
沖縄県老人クラブ連合会
沖縄県農業協同組合中央会
沖縄県青年団協議会
沖縄県中小企業団体中央会
沖縄県PTA連合会
沖縄県高等学校PTA連合会
沖縄県市長会
沖縄県市議会議長会
沖縄県町村会
沖縄県町村議会議長会
沖縄県漁業組合連合会
沖縄県子ども会育成連絡協議会
沖縄県医師会
連合沖縄
沖縄弁護士会
沖縄の未来を語る会(全沖縄旧制中等学校師範学校同窓会連絡協議会)
沖縄県生活協同組合連合会
沖縄県議会
彼らが「主催者」と考えて差し支えないでしょうかね。この中のどの団体が主体かは別として。
「主催者発表」は水増しされるのが慣例なので問題視しなくてもよい、という意見もよく目にします。
そういった意見を言う人たちが、沖縄県外の傍観者ならば、まあ、分からなくもないです(この意見はつまるところ11万人が嘘、主催者発表の常識から言えば3分の1以下だろう、ということになるのですが)。
しかし、水増しされた主催者発表に目をつぶっているのならば、1995年に行われた「8万5000人」が結集した県民大会の価値までゆらいできます。「ああ、そっか。あの大会の参加人数も主催者発表にすぎないな」というカンジ。
このことに沖縄県民の方々が危機感を抱いていないのならば、非常に憂慮すべき事態ではないでしょうか。
朝日と産経の文通をネタに、「主催者発表にイチャモンをつけるなら、新聞社側が参加人数を調べて発表すればいいじゃないか」という意見も多く出てるようです。
たしかに、今回の大会のような大きなイベントに対しては、各マスコミは主催者発表に頼らず、独自の取材力を発揮して欲しいところです。
しかし、全国で数多く行われるイベントに対して、マスコミが毎回独自に参加人数をカウントするなんてことは到底実行できはしないでしょう。
だからこそ、主催者発表の信頼性が問題になってきます。
マスコミは、ここぞ!というイベントにおいては、独自に参加人数をカウントしたり、今回の産経新聞のように主催者発表にイチャモン(爆)をつけるべきなのです。
新聞なんかは特に顕著だと思うのですが、極論するなら「主催者発表の羅列」にならざるをえません。それを防ぐにはどうするか、というハナシです。
垂れ流しの主催者発表を横行させない、そのための「緊張感」をもたらすという役割が、マスコミにはあるハズです。
参考:nikaidou.com テイケイが証明した沖縄集会のウソ
ところで、ひとつのコトを、どんな視点から見るか、何を問題点として論ずるか…これには幾通りもの方法があると思います。
今回の沖縄県民大会の参加人数についてのハナシを、たとえば次の二つの説について考えてみましょう。
1.県民大会会場には実際に11万人が集まった
2.実際に会場には集まれなかったが11万人は可能だった
1の説に関しては、「11万人=ご祝儀数字説」の方は否定派となります。実際にはその何分の一かだった、という意見ですからね。
2は、渋滞などで会場までたどり着けなかった人を合わせると11万人だった。もしくは、来たくても仕事などで来れなかった人も合わせると11万人どころじゃなかった、という説です。
しかしこれは、主催者発表をくつがえす意見です。琉球新報(2007年9月30日)に、大会会場において、16時28分、「会場に詰めかけた人数が十万人を超えたことが発表される」とハッキリと書いてあります。
この二つの論点にしぼって考えた場合は、「11万人説」が、かなり心もとないモノになってくるのがお分かり頂けると思います。
ちなみに、琉球新報には「10万人」という誤まった数字が掲載されていますが、実際には会場においては「12万超」と発表されています(16時28分時点で「10万人」に訂正したのかもしれませんが)。
よく聞き取れませんが、「入りきれぬも公園の中では12万を超えたという報告が」とかアナウンスされて、拍手が起こってますね。
沖縄県民大会、9月29日に変更に とめよう戦争への道!百万人署名運動-ウェブリブログ
高校歴史教科書で沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」への日本軍関与の記述を削除した文部科学省の検定意見撤回を求める超党派の県民大会の開催予定が変更になり、九月二十九日午後三時から宜野湾市真志喜の宜野湾海浜公園で開かれることが二十二日、決まった。当初、糸満市摩文仁で九月二十三日に開く予定だったが、交通の便や会場の収容能力などから断念した。
ところで、この沖縄県民大会は、開催およそ一ヶ月前の8月22日になってから、会場と日時が変更になっています。
好き。 沖縄「11万人」集会の日、同じ場所でジャニーズのコンサートがあったってホント?
この日、宜野湾市海浜公園では、ジャニーズのコンサートが行われることが決まっていました。それなのに、わざわざ、その日に変えてしまう。
コンサートの興行を、ある意味"邪魔"するカタチになりますね。
もっとうがった見方になりますが、ジャニタレのコンサートの参加者さえも、沖縄県民大会の参加者としてカウントするつもりだったんじゃないかとか感じてしまいます。
ええ、うがった見方です。ですが、僕の正直な感想でもあります。それに、ジャニーズファンが県民大会の参加者としてカウントされてしまったことは、確たる根拠は無いものの、間違いないだろうなぁと感じています。
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