節度ある「主催者発表」を望む
A:集会の参加人数を水増しして発表するのは常識
B:政治的な意図をもって参加人数を水増しするのはオッケー
Aの行為を常套手段として認めるということは、Bも認めるということに他なりません。
また、Aが常套手段として使用されているとすれば、それは、同時にBも常套手段であるということを端的に…というか、ハッキリと示すことになります(もちろん、こんなことは「常識」なワケですが)。
「参加人数をキチンと数えるのは困難だから、政治的意図とは関係なく、おおざっぱな参加人数しか発表できないことも多々ある」という考え方もあるでしょう。でも、それならそれで、"節度ある"数を発表してもらいたいものです。
「数えるのがメンド臭かったので、テキトーな数字を発表しました。何か文句ある?」ってゆー態度じゃあ、集会に集まった多くの方の意志を踏みにじることになりますよ。
2008年1月4日、北朝鮮の金日成広場において、「平壌市群衆大会」が開催されたそうです。参加人数は主催者発表で10余万人。
着ている服(黒っぽい)などのせいもあるのでしょうが、整然と詰まった人の塊には、"なるほど10万人だ"と思わせる迫力があります。
参考:
初鹿明博のホームページ 「朝鮮民主主義人民共和国」視察報告(保存版)
好き。: 会場面積と参加人数の目安
「金日成広場」の面積は、「7万5000平方メートル」ということですから、空白なども多少差し引いて考えれば、「1平方メートルあたり1人」という「会場面積と参加人数の関係の目安」(俺調べ)にほぼ一致します。
その意味からすれば、参加人数水増しが常識の右翼左翼にくらべ、北朝鮮は節度があると言えるのかもしれません。
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