「燃えよ!ピンポン」 惜しい作品でした
映画「燃えよ!ピンポン」を観てきました~。
広島市ではバルト11でしかやってないっぽい。地雷臭がするおw
感想としては、「惜しい!」の一言ですかね。「少林サッカー」なぞはるかに超えるエンターテイメントになりそうだったのに、途中で投げ出しちゃった、みたいな。
原題は"BALLS OF FURY"。たぶん、「ドラゴン怒りの鉄拳"FIST OF FURY"」をもじったもの。("BALLS"は下ネタらしいですが)
内容は、骨格的には「燃えよドラゴン」のパロディ。潜入捜査のために、闇の卓球大会に挑むんだおwww
さて、見せ場は、やはりピンポンでの対決シーン。
序盤から対戦シーンがあったり無かったりしますが、そのテンションや見せ方は素晴らしく、クライマックスへ向けての盛り上がりをかきたててくれました。中盤でコレなら、終盤はいったいどんなことになるんだろう…と。
しかし、終盤は完全にグダグダです。肝心の卓球シーンも序盤のほうが良かったぐらい。
内容的には、クリストファー・ウォーケンの登場からが、すでに映画の価値を落としてましたね。ネタバレ気味ですが、「フィフスエレメント」のゲーリー・オールドマンを想像して頂ければいいかと。いくらバカ映画とはいえ、格好だけアレにしてもキャラは立たないワケで(これはウォーケン様の罪ではないぞ!)。
ともかく、最初に書いたように、「惜しい!」としか言いようがないのです。
ウォーケン様はともかく、他はそれぞれに素晴らしいキャラクターを確立してくれてました。
主人公のランディを演じたダン・フォグラーは、もう一ひねり欲しかったところですが、やはりそのビジュアルは強烈! かつての栄光と挫折(ディズニーランドは楽しかったかい?w)を背負い、メタボ芸人として暮らす日々。あのビジュアルでの卓球シーン。最高です。
そして、強烈な印象を与えてくれたのは、マギーQ。彼女の色っぺぇカンジ(エロとは違う)が、これまた強烈なんですよ。
脚本に携わり、主要キャラのカールとして出演もしているトーマス・レノンは、「男なら単純にマギー・Qがガンガン男たちの顔面を蹴りつけるところを見たいはずだよ」と言っています。う、いや、俺にそんな趣味は…あるw あるさ。そんな場面をガンガン見たいさ(笑)。実際、素晴らしい場面でした。
そのほかのキャラクターも素晴らしかったですし、小ネタまでこりまくった素晴らしい作品でした。
ですが、うーん、結局はウォーケン様演じるラスボスのキャラ設定に失敗してるのがマズかったんですかねぇ。ウォーケン様が出てくるまでは良かったのに、出てきてからはだんだんとおかしくなっちゃったといふ。(繰り返しになりますが、決してウォーケン様の責任ではないお!)
ぜひ続編を作って、今度こそ神作品に仕上げて欲しいものです。
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Comments
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惜しかったッスよね~。CGは迫力あった
のに・・・。脚本テキトー過ぎww
でも馬鹿映画としては合格点ナノカナ?
Posted by: ジョニーA | 2008.09.30 02:30 PM
ジョニー・A様、こんにちは。
コメント&TBありがとうございます。
最後の試合がすでに卓球でもなんでもなかったのが、特に痛いところですよね。
黒人選手との対決やら、少女との対決やらとかがいいカンジだっただけに、勿体ない感バリバリでした。
あと、ジョニー・A様がおっしゃられるように、色々なタイプの相手とトーナメントで対戦して欲しかったところです。
Posted by: KEI | 2008.09.30 08:48 PM