JASがつぶす日本の味と産業
かめびし最新ニュース:商品ラベル変更に伴うお知らせ
老舗しょうゆ醸造メーカー、農政局の改善命令に反発 - OhmyNewsオーマイニュース
「にがり」を入れて製造した醤油は、JAS規格の「こいくち」「うすくち」とは認められないのだそうです。また、製法にも細かくJAS規格が定められており、江戸時代から受け継いできた製品を「JAS規格違反」とされてしまったもよん。
詳細を知らないのでアレコレ言っても無責任なだけではあるのですが、なんつーか、さびしい話ですねぇ。
もちろん、数百年や数千年の摂取の歴史があろうとも、現代科学によって「危険」と判定される伝統食品はあるだろうとは思います。
ですが、こういった規格には、「まがいもの」を防ぐ意図もあるでしょうから、JAS規格に違反していることと食べて危険っつーことは必ずしもつながらないこともあるワケで。
「醤油とはこういうものだ」というのを、法律でがんじがらめに決めることが果たしてどれだけ国民の利益になっているのか。
栄養計算やレシピ表記の標準化みたいなのには役立つでしょうけれど、代わりに日本の食品から多様性も柔軟性も発展性も失ってしまうという始末ではなにがなにやら。各社が努力して特色ある美味しいものを販売しようとしても、醤油として売るからには「決まった製法」「決まった成分値」が定められているといふ。
長年にわたって法律違反だったのならば批判されてしかるべきでしょうけれど、かめびしさんには、JAS表示をする義務から解放されて、自由な商品づくりをしてほすぃなぁとも思います(JAS表示をせずに販売できるのかどうか知りませんが^^;)。
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(cache) asahi.com:マヨネーズの定義変更へ ハチミツ入りも可に - 暮らし
究極のマヨネーズに、とハチミツを砂糖代わりに使った結果、農水省から「規格外。マヨネーズと呼んではダメ」と名称変更を余儀なくされていた「ドレッシング」が、この夏から晴れて「マヨネーズ」と呼べることになる。
「プリンに醤油をかけるとウニの味になる」ってぇハナシでもないですが(真偽不明?)、卵を使わないマヨネーズを作ったとしたら、それは「マヨネーズ風ドレッシング」と呼ぶべきだとは思います。
でもね、マヨネーズにハチミツを入れたばやい、その割合にもよりますが、「マヨネーズ」と呼ぶことに何の問題が?となるワケで。
関係ないですが、個人的には、出始めの頃のカロリーカットタイプのマヨは、とても「マヨネーズ」と呼べるシロモノではなかったように覚えています(今は美味しくなってるんでしょうか?)。
現在、日本各地で独自の「塩」が作られたり、表示の見直しが進んでいるようです。
そんな中思い起こさずにはいられないのが、国策でつぶされた日本の塩です。
かつて日本の各地には、昔ながらの製法(塩田など)で作られていた塩があったのです。当時の方々が色々な検討の結果行ったことなのでしょうが、正直、「あほか」とした感じられません。
ほんの2年くらい前、乳が余ってしまって捨ててましたね。しかし、今はバターの品薄に象徴される乳不足。
なぜそんなことになったかって? 国策ですよ。国が乳牛を間引いたんです。農水省の指導のもと、乳牛は処分されたのです。
今、子牛を育てているそうですが、乳牛として乳を生産し始めるまでには何年かかかるそうです。
国策でうまくいくこともあるのでしょうけれど、なんか、アホ臭くなってくることもありますねぇ。
民間業者が勝手にアホやらかしてバターが品薄になったのならまだ納得できるのですが、お上の恣意でこんなことになって民間が混乱させられちゃうってのもねぇ。
漫画「夕凪の街 桜の国」で一躍名を馳せたこうの史代さんの新巻「この世界の片隅に(上)」では、かつて広島湾で作られていた海苔のことが描かれていました。江波や草津など沿岸各地で作られていたそうですが、戦時中、国によって断絶させられてしまったそうです。
これは都市の発展の途上、やむをえなかったと言えなくもないのですが、昨今、中国産食品の不安から「地産地消」が見直されていたりすることを考えると、割り切れな思いが湧き上がってきたりもします。
なんかね、お上も頑張ってくれてるんだとは思いますが、アクセルとブレーキを同時に踏んで車体を破壊してるような情景が浮かんできたりもする今日この頃です。
2008/4/23追記:
さるさる日記 - 零細企業経営者の闘魂日記 ■2003/09/22 (月) お久しぶり、イカサマツタケ。
イカサマツタケの研究
そういえば、すんげぇうろ覚えですが、「マツキノコ」だか「松きのこ」だかいう新種のキノコが広島で開発されて販売されてたってぇハナシがありましたよね。たしか、シイタケとマツタケをかけ合わせた、松茸の香りがする品種とかなんとかかんとか。
こっからは、さらにウロ覚えになりますが、たしか、この新種のキノコ、遺伝子検査だか何だかをされて「シイタケである」という結論がくだされて、その結果かどうかは知りませんが販売会社は倒産しちゃったとかなんとか。
うろ覚えなので間違ってたらすみませんが、僕の記憶の中ではそうなってます。
広島で行われている食の祭典フードフェスティバルに「松きのこ」がPRのために出品されていたのを食べたことがありますが(焼いてポン酢につけて提供されてた)、たしかに松茸の風味がして美味しかったのを覚えています。
農水省とかの規格の問題だとか、安価な「松茸もどき」が出回ることに対する圧力(広島は松茸の産地として有名なんだお)だとか、邪推をする余地はあったりもしますが、ともかく、なんだかもやもやしが残る終わり方でした。今はもう幻のキノコになっちゃってるんでしょうかね。
広島、松茸とかのキーワードで検索してたら、こんなの見つけたおw
「風味かまぼこ」という農林水産省の基準があるんスね(カニカマなどと同じ)。
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