アインシュタイン「宗教は子どもじみた迷信」
時事ドットコム:「宗教は子どもじみた迷信」=アインシュタイン、手紙で指摘
ドイツ語で書かれた手紙は1954年1月3日付。宗教に関する著書を贈呈された哲学者エリック・グートキンド氏への返信で、アインシュタインは「わたしにとって『神』という言葉は人間の弱さの産物という以上の何物も意味しない。聖書は原始的な言い伝えで、非常に子どもっぽい」と述べた。アインシュタインはユダヤ系だが、ユダヤ教の選民思想も否定する見解を示している。
まぁ、「あの大天才アインシュタインが言ってるぞ!」と鬼の首を取ったように騒ぐのもカッコ悪いですけれど、やっぱり"重み"は違いますよね。
…てゆうか、宗教に関する本を進呈された返信に対して「宗教は子どもじみた迷信」と書くなんて、やっぱ大物と感嘆するしかありません(^^;)。なんでも語り合えるごく親しい友人とか、冗談が通じるヒトが相手だとしても、なかなか凡人には真似できまへん(汗)。
「宗教は子どもじみた迷信」=アインシュタイン、手紙で指摘(時事通信) - Yahoo!ニュース
最近、Yahoo!ニュースにはコメントが付けられるようになっています。このコメントもニュースと共に時限式で消えちゃうんでしょうか? 勿体ない。
このコメント郡を見てると、色々な意味で面白かったり。
宗教は「大人のお伽噺」というのが、まあ、僕的には共感できる意見ではあります。たんなるエンタメ小説としてみてみれば、色々な示唆やら寓話やら歴史の出来事やらが書かれて面白いともいえるワケで(腰すえて読もうというところまでは至ってませんが^^;)。
ただ、どんな「モノ」もそうですが、そこに「とてつもない価値」を見出すヒトも多々いるのが問題なワケで。
かつて、「僕の地球を守って」という漫画がヒットしましたが、作者のところには「私は○○(ぼくたまの登場人物)の生まれ変わりです」みたいな手紙が届いたりしたそうです。
イワシの頭も信じれば神になる、ってのは、漫画「はだしのゲン」の中で語られていたこと。
たんなる昔話や現代小説でも、そこに無限のメッセージと価値を創り出すことは可能なワケで。
あくまでも、「人間の業(わざ)」であることをふまえて宗教を見るべきだと個人的には思いますです。
(仮に「神の業」があるとしても、それを人間が表現すれば「人間の業」に変換されるワケで)
ただ、あまりに宗教をバカにするのもどうかと。
「そもそもバージンに命が宿り、それが誕生するとかおかしいよね? 生殖行為してるのがバカみたいじゃない」なんてコメントもありますが、生物界には無性生殖や単一の性での生殖なんてのもありふれてるワケで(一つの体に複数の性とか)。そういったものを擬人化(?)して表現する寓話はあってもいいんじゃないかと。
無知なまま宗教をバカにしてたら、いつの間にか裏返ってカルトにハマってたりってのもありがちっぽいようにも思います。まあ、著名な科学者らに敬虔な宗教家が多いってのもよく聞くハナシのようにも思いますが(^_^;)。
最近空海関連の小説とか読んでたりしますが、「当時、仏教は最先端の科学だった」みたいな表現はよく出てきたりもしたり。
ここらへん、「付き合い方」ですかね。
今上映されている映画「ミスト」とか観てみるのも、また一興。
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