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2008.05.27

釣りのススメ ~自殺予防になることもあるかも(との願いを込めて)

ZAKZAK 川田亜子アナ自殺、関係者に衝撃

 今、さかんに「メンタルヘルス」のケアってのが企業で導入されてるようですが、テレビのギョーカイ人とやらの世界では、そーゆーケアが遅れがちになるのでしょうね。いわゆる自己責任の問題として片付けられてしまうという…。
 周囲はしょせん「仕事仲間」。「しっかり仕事をしているので大丈夫」という名目で「放置」して、燃え尽きるまで働かせてしまった、と(華原朋美さんのことが連想されます)。

 川田亜子さんのご冥福を祈ります。

 ところで、この件とは直接は関係しないのですが、僕が趣味としている「釣り」のことで、ふと思いついたことが。
 たんなる思いつきでしかないのですが、「メンタル面のケア」に役立つのではないかと。

 僕が趣味としてやっている釣りは、いわゆる「ゲームフィッシング」です。
 基本的にキャッチ・アンド・リリース。釣った魚を食べるのではなく、釣っては逃がし釣っては逃がし、という釣りです。
 よく女性の側から、「食べないのになんで釣るのん~?」とか疑問に思われたりするアレです。きっと、「残酷だ」という声もあることでしょう。

 まあ、「ゲームフィッシング」に関しては確かにそうなのですが(爆)、今はとりあえず、「釣る」というプロセスに注目してみてください。

 人間の側の「釣る」という行為に対して、魚は文字通り「命がけ」で対抗してきます。

 スポーツでも仕事でもなんでも、全力を出し切った先の世界を見ることができるのは、ごく限られた人だけです。
 てゆうか、どんなにスポーツや仕事に全力をささげたとしても、「命がけ」を味わうことができるかは疑問かも。だって、「命」はかかってないんですから(過労問題とかいう例はありますが)。

 でも、釣りをすれば、ニートだろうとなんだろうと、本当の「命がけ」の生命の姿を見ることができるんですよ。いや、見るだけでなく、直接対峙することができるのです。どんなに小さな魚だろうと、「命がけ」で全力の抵抗をするのですから。

 釣りを「食べる」ためのものだと思っている人には理解されないかもしれませんが、釣り師たちは、魚に針を引っ掛けて虐待してはまた水の中に戻すという行為の後、心の中でそっと「敬礼」してるんですよ。

 命がけの姿を見せてくれた、小さな生き物に対して、最大限の敬意を込めて。

 人間の自分勝手な残酷さの発露ではありますが、"だからこそ"楽しいんです。

 小さな生き物が「全力」を出している姿と比較して自分のだらしなさを省みてみるのも一興。
 その小さな生き物が住む環境を眺めてみるのも一興。そこが自然豊かな場所ならば、その場所を守りたいと思ってみたりもする。そこが人間の生活のために汚された場所ならば、それを何とかしようと思うし、そこに暮らす生命の強さに感嘆したりもする。

 でね、釣りをしてたら、ふと思ったりもするんですよ。
「人間って、全力を出さなくても生きていけるんだ」とか。

"やりがいのある仕事を見つけて、全力でそれに取り組んで、日々充実感あふれる生活を送る"

 そんな「正しい人生」をやらなくても生きていけるわけですよ。

「自然を味わう」ことだけが目的なら、登山でも散歩でも空や花を眺めることでも、何でもいいとは思います。
 ですが、「釣り」には、上にグダグダと書いてきたように、「直接」対峙することができるんですよ。死に物ぐるいで抵抗してくる、「全力」の生命の輝きと。

 んでもって、月並みなハナシにはなりますが、「全力」と対峙したら、感じてしまうわけですよ。自分自身がいかにちっぽけな存在なのか、ってことを。

 人生の合間に息抜きをする人間と、息抜きの合間に人生をやる人間。
 人間には、その二種類がいる。

 そんなことを誰かが言ったか言っていないか…ま、そんなことはどうでもいいですが、たまには息抜きに釣りをやってみるのも一興というものです。
 どんな人にでも効果があるとはいかないにせよ、「釣り」は「心のケア」の方法のヒトツになりうると思います。

 近所の海でも川でも池でもどこでもいいです。ちょっと水の中を覗いてみてください。
 そんでもって、「釣り禁止」だったらダメですが、魚がいるようなら釣りをしてみてください。10cmより大きい魚なら、たいがいは何らかの方法で釣ることができると思います。

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