鳥取県 今度は韓国のフェリー会社に毎年1億円を贈ることに
鳥取県は、韓国の海運会社が運行する日韓露の貨客船航路の運行に助成金を出すことを決めたそうです。
一往復あたり100万円を助成金として支出。
境港(日本)〜東海(韓国)は初年度は原則週一回往復。一年間は約50週なので、合計約5000万円を助成予定。二年目以降は原則週二回往復として、約1億円を助成予定。
これに加えて、韓国の新聞やテレビへの広告費助成として3000万円を支出予定。
韓国の東海市側は、"赤字の場合に限り"一往復あたり1万ドル(約100万円)の運行奨励金を支払う予定とのこと。鳥取県側は無条件に100万円なのに渋いですねw
まあ、東海市側は運行奨励金に加えて、年間5億ウォンを限度とした損失補填金、1コンテナあたり3万ウォンの貨物誘致奨励金を出すことを決めている(?)そうなのですが。
鳥取県は、以前から"他県を大幅に"上回るソウル便支援を実施していました(年間約1億円)。
ソウル便の運休騒ぎの後、赤字補填が支援策に加わりました。
米子ソウル便パスポート支援 予定の500人に到達 - NetNihonkai-日本海新聞(魚拓)
米子〜ソウル便利用者のパスポート取得費のうち5000円を県が支援。予定の500人が制度を利用(計250万円)。
飛行機のほうはこんな状況。かなり渋いカンジですね。
東海市とのフェリー運行は果たして成功するのでしょうか?
好き。: 金沢~釜山フェリー利用者数、目標の1%にまで落ち込む
参考までに別の県での取り組みをご紹介。
昨年6月、週一便というカタチで就航した金沢〜釜山フェリー。目標は1往復あたり300人でしたが、実際の利用は一便あたり数人程度。5ヶ月で航路廃止となったそうです。
ちなみに、広島市〜釜山市を結ぶフェリー航路もありましたが、2002年に就航後、2005年に利用低迷などで撤退。2008年には復活も予定されていましたが、まだ実現していないようです。
中国地方で成功しているのは、関釜フェリー釜関フェリー)くらいのもんなんでしょうかね。
以前に博多から釜山に高速船で行ったことがありますが、あれは便利でした♪
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Comments
なんだこれ?
馬鹿じゃねーの?
Posted by: | 2009.02.18 07:39 PM
コメントありがとうございます。
韓国企業への支援の件について「馬鹿」と言っておられるのか、僕に対して言っておられるのかビミョウですが、まあ都合良く解釈して前者、ということで(爆)。
僕自身地方都市に生息しているものですから、将来につながる「投資」なら歓迎したい気持ちはあります。
それでも、鳥取県などがやっている「土下座外交」については僕も「馬鹿じゃねーの」に同感です。
Posted by: KEI | 2009.02.27 07:57 PM