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2010.01.03

『出会いでつまずく人のための心理術 また会いたい人に必ず変わる心理カルテ12』(ゆうきゆう)

出会いでつまずく人のための心理術 また会いたい人に必ず変わる心理カルテ12』を読みました〜。

 コスプレキャバクラ(?)という設定なんだから、せめて1話につき1枚扉イラストを掲載すべきだと思いますぅ。これは明らかに欠陥です!!!

 ともかく、気持ちの舵を前向きに2度ほど修正できたかもしれない本でした〜。若干分量(文量?)的に物足りなさが残りましたが、ゆうきゆう氏が書いていらっしゃるように、読者の分身を仕立てた寸劇仕立てにして、「臨場感」を作りだすのが目的なのですから、これはこれでヨシ。
 英語の勉強の最強のテキストは英語辞書かもしらんですが、そんなもん読み込むのは、学者か酔狂な人くらいのもんです。心理学者でない読者へのアプローチとしては、えぇカンジなのではないでしょうか。…ただ、先に書いたように、効果的な1枚絵の挿入は欲しかったトコロですが。


出会いでつまずく人のための心理術

切なのは、とにかく相手が何かの言葉をしゃべったら、必ず「5W1H」の質問をすることです。これを繰り返すだけで、会話は無限に広がっていきます。(P.44)

 これはなるたけ心がけようとはしているのですが、効果的な5W1Hの質問をなかなか出来ないんですよね。出身地とかどこですか?とか聞いてもその答えを聞いたところで止まってしまったり。いくつか質問の例が出ていますが、これこそ英単語の学習テキストのように、膨大な例文を並べてくれると嬉しいかもw

「じつはこの『なぜ?』だけは、会話においては、タブーな言葉なの! スムーズな会話を止める、まさにジョーカーのような質問よ」(P.52)

 たしかに「なぜ?」と聞くと、いったん会話がストップしがちでしょうね。自分からよく言っちゃってるかなぁ。逆に、人からはけっこー質問されることがあるような気がします。自己分析ですが、正直者ではないものの、自分に嘘はつけない性格なので、どうして?なぜ?とか聞かれると、けっこーマジに答えようとしてしまって墓穴を掘りがちだったりw ちなみに、好きか嫌いかとか問われても同様www

「ところが、手の感触だけなら京人君だろうと福山雅治だろうと、それほど差はないのよ、わかる?」(P.108)

 こーゆーのが生命線になってくるんですかね。話術やルックスで人並み以下の人間と、それ以外の人間とでは、話術やルックスで勝負する限り、同じチャンスが巡ってきても基本的に勝負にならないワケで。まあ、そういうのを気にしてウジウジする段階ですでにアレですが。とはいえ、自然なスキンシップを出来る程度のスキルを身につけられれば、少しは浮上しやすいのやも。

こういう心理は、根性論なんかでは、カンタンには覆せないわ. (P.156)

 根性論をあまりにバカにしても進歩は無いと思いますが、「とにかくやってみよう」みたいな意見が肥大し過ぎたのがヤンキーとかモンスターなんとかみたいなモンなのかなぁとかとも思ってみたり。「育ちがいいね」というのが普段の会話で使われれば、若干相手をバカにしたニュアンスが含まれがちなわけですが(「経験不足だね」みたいな意味が含まれがち)、「育ちが悪いね」というのは、あからさまな批判では無い限り、むしろ「経験豊富」みたいな意味で使われたりすることも多いワケで。積極的に自分から言ってる人も多かったり。受け狙いとか三枚目きどりだったりならともかく、本当に数々の「武勇伝」を持ってたりする人が案外多いのはニントモカントモ。

なるべく座敷のあるお店などで、まず靴を脱がせることが大切。それだけでも、相手のヨロイを取り去ることにつながるから(P.173)

 靴なり服なりを脱ぐことで、親近感が高まる。場をセッティングする時に、ちと心がけましょうか。

「このように人間は、自分の考えと一致する情報だけを聞くものなの。そして万が一、それと矛盾する話が入ってきた場合は、その違和感を解消するために、その情報を少しずつ記憶から消していったりするものなの。これを、『認知的不協和理論』と言うわ」(P.182)

 よくネット上の批判合戦などで見られますかね(僕もやりがちですが)。あっちも同じことをしているのに、なんでこっちだけ批判するのかとか、こういう情報があるのに、なんでそっちのソースだけを採用するのかとか。
 まあ、心の動きとしては正常のようなので、その点をあまり突いてもしょうがないでしょうね。

 僕もこういう『出会いでつまずく人のための心理術』みたいな本やたまにビジネス書とか読んだりしてますが、けっきょくは自分の今のやり方・考え方に合う本ばかり読んでいたり、その本の中でそのような箇所を探す作業ばかりしていたり…ってカンジかも(爆)。なかなか変われませんね(てゆうか、もともとそんなに変わろうと思っていなかったりするのが根本的にアレですがw)

「四葉のクローバーを見つけるために三葉のクローバーを踏みにじってはいけない、幸せはそんなふうに探すものじゃない」(P.229)

 日々を大切に生きねばなりませんね〜。
 ただ、なにごとにもなかなか性根を入れて取り組めないのが人の性w 力の入れ方と抜き方が不器用な人は、特にアレやコレやと取りこぼしがち。

 うまい生き方を探すなんてのは、それこそ"そんなうまい話はねーよハゲw"みたいなカンジではありますが…もうちょいなんとかまからんですかね、と思うこともあったりするワケで。

 ともかく、一つでも二つでも、チャンスを大切にしながら生きることが"何か"につながると信じようではありませんか(誰だよw)。

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