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2010.02.16

カナダde日本語の美爾依さん、シーシェパードを擁護

南極海で日本の「第3勇新丸」がシー・シェパードの「ボブ・バーカー号」に衝突 (YouTube衝突動画あり) - カナダde日本語魚拓

 カナダde日本語の美爾依(みにー)さん、なぜかシーシェパードを擁護。

 この↑動画を見ての美爾依さんの論評は以下のようなもの。

シー・シェパード側が提供した2番目の動画を見る限り、日本の「第3勇新丸」が右側からシー・シェパードの「ボブ・バーカー号」に衝突しているように見えるし、シー・シェパードの説明の方が説得力がある。衝突されたときは、日本の捕鯨船4隻に囲まれていたということだから、よけようにもよけられない状態だったのだろうと思う。日本のマスコミはどこまで捏造情報を流せば気が済むのだろう。水産庁も不況でみんなが喘いでいるときに、国民の税金をこんな馬鹿げた争いを生む捕鯨に使うなんて許せることではない。

 捕鯨に対する賛否はこの際、置いておくとして…

 国際的に統一された海上交通ルールでいえば、このように進路がクロスしていれば、相手の船を右に見る側に回避義務があります。つまり、シーシェパード側に回避義務があるワケですよ。
 
 これは譲れない一線。

 アルファブロガー(死語?)だかなんだかに認定されている割に、コメント欄への返答内容に疑問符がつくモノがありますねぇ。(反論コメントを削除せず掲載されていることに対しては敬意を表しますが)

オーストラリアが勝手に主張している『南極海』の領海主張は、国際的に否定されており、<公海上>での他国籍艦船への攻撃は、海賊行為と見なされるはずです。 =>逆に公海での捕鯨は禁止されているはずですが・・・・。
レーザー・ビームの照射や、酸性薬物の散布、さらに進路妨害などは、立派に<攻撃>に該当すると思われます。 =>何の被害も与えないものなので、攻撃とはいえないでしょう。

 太字部分が、美爾依さんのコメントです。

 日本が行っている調査捕鯨は国際合意に基づいたものであり、禁止されてはいません。賛否は別問題。
 さらに衝突動画を自ら掲載しておきながら、「何の被害も与えないもの」とかコメントされているのは如何なものかと。日本船が進路妨害すれば「攻撃」で、SSが進路妨害すれば「攻撃ではない」なんてワケないですよね。

 たくさんの支持者がいらっしゃる影響力の大きいブログのようなので、明らかな間違いに対しては、もっと真摯に対応して頂きたいものだと思った次第です。

美爾依さん|カナダde日本語|アルファブロガーリスト|Alpha Bloggers魚拓

 美爾依さんはカナダの大学で日本語を教えておられるとのこと。

 誤った認識のまま、「日本の捕鯨船は国際法に違反している上、他国の船を取り囲んでわざとぶつけたりしている」なんてことを、カナダ人に吹き込んだりはされてないとは思いますが…まあ、ただのブログなので憶測でものを言ってもいいはずですが、何か?


参考情報:
海上衝突予防法

二隻の動力船が互いに進路を横切る場合において衝突するおそれがあるときは、他の動力船を右げん側に見る動力船は、当該他の動力船の進路を避けなければならない。

(注:この法律は国際規則の規定に準拠している)

OUTRIGGER CANOEING MANUAL - 7.6.海上の交通ルール

横切り  2つの船が互いの進路を横切る形で接近する場合は、相手の船を右に見る船が相手の進路を避けます。接近する距離や角度によって減速あるいは停止します。


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