自演乙
長島自演乙、フックがうまい。
他の選手はフックを振り切るということをやっていない。そりゃストレートパンチのほうがかっこいいし効きそうだけれど、"点"より"線"が乱戦で有効な場合もありそうかな、とか。
サモアンフックやロシアンフックやブーメランフックとかの類の、あの体ごと横に振り切るようなやつ(一歩のように体軸で回すやつでなく)。
あれを日本人選手は練習したほうがいいとか思ったり。
たんなる体格や体重では測れない"強さ"をサモア人が持っているからこそあのフックが出来るという見方もあるだろうけれど、その"強さ"で負けている日本人が勝つには、あの体ごと横なぐりに叩き付けるフックは合っているんじゃなかろうか。まともに体を鍛えてお綺麗なフックを放っても、外人選手になかなか追いつけないやうな。
放つ時に無防備になりがちなので、ろざんしょーりゅーは並にリスクもあるけれど、ああいったコンビネーションでも乱打戦でも活きる技だと思う。たしかレイ・セフォーがシュルトからダウンを奪ったのもフック。サモア人選手がときどき大金星を挙げるのは、あのフックのおかげかも、とか思ったり。
てゆーか、まさか全国ネットのテレビで「よーじょ、よーじょ」とか「えーりんえーりん」とか流れるとは思わなかったw 普通のそこそこメジャーなアニメの曲ぢゃダメだったの? みんなもあの曲をiTunesでゲットだw
異質とか劇薬なんてもんじゃないですね。K-1がなんか崩壊する威力があるかも。強いとか弱いとか関係なく。
tatsuji選手は"巧く"なってたけど、荒々しさが消えてた感じ。
マサトさんなんかもそうだったけれど、"巧い"だけの年はイマイチだったように思います。どんだけ速くてキレがあっても、それだけではダメ。勝ってる時は強引さと巧さが混ざり合ってる。綺麗にまとめてるだけだと、今回のtatsuji選手のように勢いにカポーンと飲み込まれてしまいがちかと。
長島選手は自分から動いているのが強さなんですかね。「色々フェイント入れてきてる」と、たぶんマサトさんが言ってたと思うけど、"自分の型"にこだわってガチガチの他選手を喰ったのもさもありなん、というカンジ。
ボディから上へのつなぎなど色々なパンチを打ち分け、右へ左へ、前へ後ろへと、しっかり自分で動き回って勝機を自分から作る選手がどれだけ日本人選手にいるのか。
単純に"早い強い巧い"ってだけなら中島選手が上で、10戦やれば8戦は中島選手が勝つだろうってカンジですが、あのフラフラ大振り合戦の中、それでも色々な角度から打ち分けていた自演乙の創意工夫とひたむきな努力の前に、"自分の角度"にこだわった中島選手がスキを見せてしまったというか。
同じような打ち合いを10回やれば8回は中島選手が勝つかもしれませんが、KOパンチの後、さらに下から振り上げていた長島選手の最後のパンチが全てではないかと。
てゆうか、実況だと「なかじま」と「ながしま」が聞き分けにくいのねんw
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