『はじめの一歩』95巻 これは…さすがに…
ウォーリー戦でかなり不評を買っていたようですが、95巻の展開もかなりヤバげですね。
94巻の板垣のオラオララッシュは僕的にはアリだったのですが、そちらも多くの人には不評でしょう。
いや、不評ですめばいいんですけど、なんかもう、かなりアレなんぢゃないかとか心配したり。
もちろん、面白くないんなら買わなきゃいいじゃん…ってのは正論ではあるのですが、自分の好きだった漫画がつまらなくなっていくってのは、かなり悲しいわけで。
人によって意見は分かれるでしょうけれど、僕的には50巻や60巻代に至っても楽しく読んでます。これだけ長く巻数が続いていながら、この面白さ。そして、ゲドーやらウォーリーやらと、なんだか面白くない(僕的には)を繰り広げて、ようやく世界へ!と思っていたら、この95巻ですよ。
いきなりゲーセンのパンチングマシーン叩いてなんぢゃそらと思わせられました。
極めつけは、奥さんが身重。…そのネタは伊達さんの時にモウミタヨ。
上の階級ってネタもゲロ道でもう使ったでしょ。
試合にかけた悲壮感・相手を偽る手口ってのも、あの九州のタラコのおじちゃんの時に使ったネタ。
この試合にどんな勝ち方をしようとも、漫画的に「一歩はついに世界へ挑戦するだけの力を身につけた」というハクをつけることは出来ないでしょう。
各国のナショナルチャンピオン総なめにして世界への切符を手に入れる…という手口は、まあ、それなりに漫画として盛り上がる道筋だったとは思うんですよ。
このザコが思惑通り「左」をぶちこんでくれば、一歩は「国内卒業」先延ばし。やっぱヘボだったかみたいな。
このザコをボコボコに一蹴しても、一歩には何のプラスもありません。
もう次の楽しみは冴木さんと板垣の戦いしかないですね…。
いつかまた面白い『はじめの一歩』が帰ってくることを願いながら買い続けます。
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Comments
マルコム・ウォーリー戦は斬新で、特にウォーリー戦に至っては真の天才と真の秀才のリアリティな力の差が明確に表れた試合で、あれは現実感あって面白かったけどな。
日本は嫉みの社会。
やたら日本人は才能という言葉に劣等感を覚えるから自分の中の今までの一歩、の常識を超えられるとついていけなくなるんだろうな。
というか、日本人には無才能が多すぎるからな。ここの管理人みたいに。
何も”生まれ持てなかった”分際で偉そう。勝手に一生凡人として、努力してろよ。いちいち批判するべきじゃないな。
他の記事も幾つか読ませてもらったが、実に的外れで頭が悪い見解が多い。
少なくとも作者はあんたより絶対頭いいんだから、一、凡人として才能のある人のことをいうより、蟹のように同じ色した群集に群れる以外に道が無かった人生を恨め、だよ。
Posted by: | 2011.05.11 11:07 PM
コメントありがとうございます。
"生まれて持てなかった"という点は、まさしくその通りで、このエントリも、累計1億冊近くコミックを売っている天才作者に対する嫉みにしか過ぎないでしょう(^^;)。
>マルコム・ウォーリー戦は斬新で、特にウォーリー戦に至っては
>真の天才と真の秀才のリアリティな力の差が明確に表れた試合で、
>あれは現実感あって面白かったけどな。
「斬新」という点は同意です。マルコム戦もウォーリー戦も、これまでの戦いとは一線を画す企画だったとは思います。ただ、これからの「はじめの一歩」のスムーズな展開にとって、ウォーリー戦は斬新過ぎたように感じます。
ウォーリーが天才というのは分かりますが、あそこまで完璧に一歩を押さえ込んでしまっては、リカルドさんが可哀想です(笑) 。ハードル上がり過ぎw
ウォーリーが先にリカルドを倒してしまうような展開は、おそらく一歩ワールドでは起こらないでしょう。
となると、漫画を読んでいる人が「一歩はウォーリーより強くなった」と感じられる展開が必要です。
そのためにはどんな展開が必要だと思われますか?
ご自身の才能のことは気にせず、率直なご意見をお聞かせ願えればと思います(^ ^)。
Posted by: KEI(ブログ主) | 2011.05.21 12:22 AM