原発は「トイレの無いマンション」か?
原発を「トイレの無いマンション」に例えるのも分かる気もしますが、表現として不十分という気も。
使用済み核燃料は今のところ「返すあての無い借金」。
つまり、"使用前"核燃料も同様に「返すあてのない借金」という意味では同じ。
「出口」どころか、「入口」すら怪しいのではないかと。
事業が回ってる企業の借金とかだと、1億円借りて1億円返すというかたちなので、借金がずっと無くならなくても「キレイな借金」と言えるでしょう。個人が借りてる住宅ローンとかも、20年で完済とか決まってるので、「キレイな借金」と言えるでしょう。
よく話題になる「国の借金」も増え続けてはいるものの、いちおうなんぼかは返し続けていますし、破綻はしないらしいので、まあ、グレー(汗)。
使用済み核燃料に関しては、「事業に成功したら返すから」と言い続けて、はや半世紀。
それでも返すメドが立たないので、「あと半世紀待ってくれ」と言って借金取りを誤摩化しているのが原発の実情。
(まあ、借金でなく資産だ、という論理のようですが)
まあ、借金もお金には違いないから、もらった人は喜びますけどね。
消費者金融で金を借りて豪遊すれば、豪遊先では喜ばれることでしょう。
借金は踏み倒せばいい。何十年も踏み倒し続ければ、借金取りもあきらめてくれるかもしれない。借金取りも寿命で死ぬかもしれない。誰からいくら借りたかうやむやに出来るかもしれない。
でも、それでいいの?
「学者や政府と共に、この借金を合法的に帳消しにすることを検討中です(キリッ)」とか言っちゃうの?
帳消しにするということは、皆さんの電気料金や税金で尻拭いするということですよ。
それと、国の借金と違って、核燃料サイクルを早急に完成させないと、そう遠くない将来に破綻することもお忘れなく。