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2020.06.11

武井壮さんの、「取材料もらって被害者ヅラ」に違和感 アンジャッシュ渡部建さんの不倫問題

武井壮「取材料もらって被害者ヅラ」 不倫報道の加害者側の暴露に違和感 - SANSPO.COM

なんか違和感のある話。たしかに人のプライベートを明かすことは倫理的に褒められたことではないにせよ、一般論としても、このケースにしても、「被害者」としての側面が全否定されるわけでもないような。

下記の元ツイートなどを見るとより違和感が出てくるようにも思います。

「んなわけない」というところは、一般論で言えば、当たり前ですが、「んなわけないこともないこともある」という話になるんじゃないかと。

既婚者に未婚者が主導的に迫るケースもあるにせよ、既婚男性が未婚女性に迫るというケースのほうが多そうではあります。その場合、既婚男性のほうが「加害者」としては主導的役割になりそう。
不倫による責任は「男でも女でも同じ事」であるケースも多いでしょうけど、ケースバイケースで責任が0か100かというケースは少ないにせよ、責任割合に偏りが出るケースも多いのでは。つまるところ、武井壮さんが言っているのは、いわゆる「どっちもどっち論」であり、言うまでもなくアンジャッシュ渡部さんへの援護射撃に他ならないわけで。意図は兎も角、武井壮さんのツイートはアンジャッシュ渡部さんへの援護射撃として動作するわけです。

で、アンジャッシュ渡部さんは複数の女性と関係を持ったかのように報道されてますが、相手女性が既婚者ばっかりだったり、どのケースも女性側から迫っていたばかりとも考えるのは無理があるわけで。女性側から迫られるばかりだったとしても、それで皆と関係を持って既婚男性側と女性側の責任がどっちもどっちになるのかどうか。

全国の多目的トイレが使用禁止に!? 渡部建「女性をトイレに呼び出して1万円」 その余波は果たして…?(2020年6月11日)|BIGLOBEニュース

彼は『地下駐車場に隣接した多目的トイレに来い』と言うのです

最初がどうだったかは兎も角として、呼び出した側がアンジャッシュ渡部さんだという女性の言が本当であれば、双方が佐々木希さんに対する「加害者」であるとして、その加害の程度、責任の割合はどちらが重いかという話になれば、どうなるのでしょうね、というのは誰もが思うのでは。

話は違いますが、たとえば、仕事などでの力関係を元にしたパワハラやセクハラという概念があります。組織や人間関係などの内側でのパワーバランスを利用して、相手側になにかを迫れば、それも「加害」として認定されうるわけで。
アンジャッシュ渡部さんは、芸歴も長く、テレビ番組でのレギュラーも多く、知名度も高いわけで、相手女性の属性に応じて、「カード」を多く持っていることになります。

実際はどうかは兎も角、武井壮さんがアンジャッシュ渡部さんの不倫の全貌を知らないのであれば、「被害者ヅラ」や「んなわけない」や「男でも女でも同じ事」などと擁護するのは、時期尚早なのではと思う次第です。

それと、相手女性の加害を言いたてたところで、アンジャッシュ渡部さんの加害が消えるわけでもなく、ましてや複数女性との不倫が真実であれば、アンジャッシュ渡部さんの加害の程度や責任の割合は増すんじゃないかと。

アンジャッシュ渡部さん側は、場合によってはマスメディア上で自分の言い分を広く発表することができます。
相手側の女性が同様に自分の言い分を発表しようとすればどのような手段があるか。匿名でメディア上で自分の言い分を発表するのが褒められたことかどうかは兎も角、とりうる手段としては合理的ではあるわけで。

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