キャッスルランド深山「滝野城」(愛媛県西予市)
【2005年11月訪問】
愛媛県西予市、野村ダムから渓谷をさかのぼったところに、ひとつの城があります。この写真の奥にあるのが、その城「滝野城」です。
手前に立っている観音像は、「乙姫観音」。
かつて、三間の豪族土居清良の娘の乙御前の婚礼が決まったものの、期日に婚約者の保堂新左衛門が迎えにこない。恥と思い剃髪して尼となったが、その後になって迎えが来た。仕方なくカツラをかぶって嫁に行ったけれど、カツラがバレて追い返され、実家に帰る途中、途方にくれて川に身を投げて亡くなられたとか。
で、そのカツラが川に流れたとゆーので、川の名前が「桂川」になったという悲しいのか悲しくないのか分からないオチ付き(汗)。
彼女の供養のために建立されたこの像は、滝野城を守護しているそうです。
奥が本丸。天守閣が展望台になっているので入ってみませう。
城の中には…ぷ、ぷりくら!? てか故障中w
本丸の中はこんなカンジ。ガランとした座敷と上の階への会談があります。
天守閣からの眺望。ビミョウに絶景。
野村ダム方面に霧が出ていたので、雲海気分。
滝野城を含むキャッスルランド深山は、宿泊施設としての機能も持っています。下に見えてるのは、かっこよく言うと「コテージ」かな(^^;)?
ようこそ!西予市(せいよし)ホームページへ 野村キャッスルランド深山
ただし、残念ながら、キャッスルランド深山は平成18年4月から"当分の間"休業だそうです。
現在も天守閣に入れるかどうかは不明ですぅ><
窓から見えた瓦。てか、"瓦に見えるように"作られたモノ。滝野城を遠くから見ると、それなりに瓦っぽくも見えるので、それなりに秀逸なアイデアものかも。
こちらは、天守閣のてっぺんに乗ってるシャチホコさん。これも瓦以上に秀逸。ゴジラに対するメカゴジラを思わせる質感が素敵です♪
城の周囲のお堀などは、釣堀になってたりもします。ニジマスメイン…だった模様。
これは宿泊者用と思われるお風呂。「白鷺の湯」「鳳凰の湯」と書いてあるっぽいですね。
これは追手門。
珍寺ファンにあるまじき失態ですが、キャッスルランド深山にはミニ八十八ケ所巡りなどもあった(この門の先?)のに見逃していました(爆)。まさに先達はあらまほしきものなり。
元愛媛県知事白石春樹先生ご執筆の碑。「瀧野城」の文字が力強く刻まれています。滝野城落成記念のもので、昭和55年5月と横のプレートに書いてありまふ。
滝野城を含む「東楽園」は、有限会社滝野産業の創業者瀧野保昭さんが作り上げ、全ての施設を野村町に寄贈されたそうです。
ちなみに、城に向かう途中の山道には、面白いメッセージの書かれた立て札がいくつもありました。狭い道で必死でしたので撮影出来なかったのが残念です(^^;)。
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